2020 Fiscal Year Research-status Report
UXデザインを核としたイノベーション力を育成するSTEAM教育のカリキュラム開発
Project/Area Number |
20K03211
|
Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
中原 久志 大分大学, 教育学部, 准教授 (00724204)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
市原 靖士 大分大学, 教育学部, 教授 (20572837)
上之園 哲也 弘前大学, 教育学部, 教授 (20735120)
勝本 敦洋 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (30780621)
森山 潤 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (40303482)
藤井 弘也 大分大学, 教育学部, 教授 (70218981)
竹中 真希子 大分大学, 大学院教育学研究科, 教授 (70381019)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | STEAM教育 / UXデザイン |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,UXデザイン思考を核としたイノベーション力を育成するSTEAM教育のカリキュラム及び教材開発を行うことである。 2020年度は,「課題1 UXデザインを中心としたSTEAM教育の検討」に対応するために,UXデザインを構成する要素を抽出するとともに,学校教育において位置づけることが可能な「ユーザー体験」を設定した。また,試行的実践として,ユーザーの体験を設定した構想・設計を含んだ教材開発を行い,中学校1年生を対象とした授業を実施した。具体的には,実社会における課題を十分に意図することができるとともに,ユーザー体験価値の高い学習活動に必要な話し合い活動や,構想・設計活動について十分に反映された題材となるよう工夫した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
児童・生徒のレディネスやUXデザインに対する認識について調査分析を行う予定であったが,学校現場の授業数不足等により次年度に行うこととした。
|
Strategy for Future Research Activity |
2021年度は,「課題2 イノベーション力を育成するSTEAM教育用教材の開発」に対応する。具体的な教材開発の視点としては,STEAMの観点とともに「実社会のへの応用」を位置づけるものとし,ものづくりをはじめ,実社会で今後利用されるであろう先端技術を取り扱うものとする。また,学校現場におけるSTEAM教育に対する教員の反応や意欲等について質問紙調査等を用いて把握し,教材評価を試みる。
|
Causes of Carryover |
(理由) 新型コロナウイルス感染症の影響により,県外における調査等が行えなかったため。 (使用計画) 2021年度においても同様の状況が考えられるため,セキュリティを重視したWeb調査システムの構築や関連機器・機材の導入を行う。
|
Research Products
(6 results)