2022 Fiscal Year Annual Research Report
Development of teaching method for 4th grade students in Japan to observe stars-Utilizing the constellation camera i-CAN-
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20K03280
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Research Institution | Otsuma Women's University |
Principal Investigator |
石井 雅幸 大妻女子大学, 家政学部, 教授 (50453494)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 毅彦 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 教授 (10297632)
松本 一郎 島根大学, 学術研究院教育学系, 教授 (30335541)
木村 かおる 大妻女子大学, 家政学部, 准教授 (80879908)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 星座カメラi-CANシステム / 星の学習 / 小学校 / 理科 / 惑星の利用 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、夜間での児童の星の観察記録の精度を高める学習指導方法を開発することが大きな目的となっている。そのために以下の3点の成果を得た。 1 小学校に児童が居る昼間に星の観察記録の練習を教室内で行うという方法である。もちろん、昼間の教室で見られる星は、同時刻の日本の裏側にある国に設置されたビデオカメラで写し出された映像である。このカメラが、星座カメラi-CANである。このカメラが写し出す映像を見た複数の児童は、その夜に複数の児童が同じ星の集まりを記録することができるようになった。また、個々の児童は時刻を変えて再度観察した結果、同じ星の集まりを見て記録してきた。このことから、異なった場所で観察してきた複数の児童の記録を活用して、星の集まりは、形を変えずに動いていることを捉えることができた。 2 天候に左右される天体の観察は、好天が続く観察に適した時期がある。また、その時期に児童が観察しやすい星の集まりがあるのかという課題があった。そこで、惑星を使って観察を行うという方法を開発した。 3 星座カメラi-CANシステムは、運用が始まって長い年月が経っている。そのためにシステムが老朽化したり、より良いネットワークシステムができたりしてきている。以上の側面からシステムのメンテナンスを行う必要があり、新たなシステムを搭載した新しいタイプのi-CANに更新していった。 本研究の成果を使って、日本中の小学生が目的をもって星の観察を行える理科学習ができるようになってきた。
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