2022 Fiscal Year Research-status Report
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20K03284
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Research Institution | Kyoto University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
畑田 彩 京都外国語大学, 外国語学部, 教授 (90600156)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
阿部 健一 総合地球環境学研究所, 研究基盤国際センター, 教授 (80222644)
宗田 勝也 総合地球環境学研究所, 研究基盤国際センター, 研究員 (80771766)
鷹木 朗 京都芸術大学, 芸術学部, 教授 (90617797)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 鑑賞教育 / 環境教育 / ワークショップ / 学校教育 / 教材開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和4年度は、①絵画の一部額装と落選作品集及び落選作品のスライドショーの作成、②絵画を用いた紙芝居づくりのワークショップの実施、③絵画を用いたかるたづくりのワークショップの実施、④博物館学芸員資格取得科目である「博物館教育論」受講者有志と企画した絵画展の実施、⑤国連子ども環境ポスターを用いて行われた中学校、小学校での鑑賞授業の見学を行った。 ①では、絵画展に備えて、入選作品21点を額装した。また、落選作品を閲覧できる冊子を作成するとともに、落選作品をパワーポイントにまとめたスライドショーを作成した。落選作品をまとめた冊子は、本科研の成果物の一つとなった。②では、「世界の友達と紙しばいをつくろう」と題したワークショップを2022年8月13日に越後「森の学校」キョロロで開催した。親子5組の参加のほか、絵画を鑑賞する人が大勢訪れ、盛況だった。③は、関西環境教育学会のワークショップとして2022年11月19日に京都外国語大学で開催した。かるたづくりは子どもから大人まで楽しめる活動になること、かるたの文章を考えることが絵画をよく鑑賞しなければならないしかけとなることを確認できた。④は、①で作成した額装絵画、落選作品のスライドショー、落選作品集を用いて、「国連子ども環境ポスター原画展-It's a small World」と題する絵画展を2022年12月12日から24日まで、京都外国語大学国際文化資料館で開催した。約100人のお客さんが訪れ、アンケート結果からは好評であったことがうかがえた。⑤では、新潟県のM中学校の1年の美術の授業および京都府のI小学校5.6年生の図画工作の授業で、「国連子ども環境ポスター」を用いて行われた鑑賞の授業を見学・記録した。いずれも先生方が作成された授業案がプログラム案作成の参考になった。 これらの活動を行うため、計5回の打ち合わせを対面または遠隔で行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
令和4年度に予定していた研究をほぼ終えることができた。ワークショップや絵画展の実施、学校教育での教材としての利用など、絵画を用いたさまざまな教育活動を実践に移すことができた。打ち合わせも密に行い、計画的に研究を進めることができた。さらに、その成果を学会で発表することができた。 一方で、完成できなかったのは、鑑賞プログラム案をまとめた教材集の作成である。令和4年度に実施された活動例を教案、プログラム進行表、ワークシートにまとめるところまではできたが、それ以外のプログラム例を考案し、まとめるところまでには至らなかった。これは科研終了年度となる令和5年度の課題としたい。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度は、引き続き学校教育での絵画を活用した鑑賞教育を実施したい。今までは見学し記録するだけだったが、研究代表者や研究分担者自身が授業を行うことも検討している。 また、令和4年度に行った絵画展で、絵画展で展示するもののパッケージ化ができたため、今後全国の博物館の協力を募り、巡回展とそれに合わせたワークショップを、生涯教育として行うことも検討する。 そして、これらの活動をまとめたプログラム案をまとめた教材集(CD-ROM)を完成させる。 これらの活動の成果を学会発表や論文として発表する。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症の影響で、学会がオンライン開催になったため、旅費を使う必要がなかった。鑑賞プログラム集(CD-ROM)の作成が間に合わなかったため、製作費を使用しなかった。 令和5年度は学会も対面開催に戻るため、学会で成果発表する際の旅費として使用する。また、鑑賞プログラム集を完成させ、パッケージ化する際の費用として用いる。遠方の小中学校に出向き、授業実践を行う際の旅費としても使用する。
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Research Products
(7 results)