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2022 Fiscal Year Research-status Report

自尊感情の変動性のメカニズムの解明

Research Project

Project/Area Number 20K03313
Research InstitutionWayo Women's University

Principal Investigator

市村 美帆  和洋女子大学, 人文学部, 助教 (30805560)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2025-03-31
Keywords自尊感情 / 変動性
Outline of Annual Research Achievements

本研究では、以下4つの研究を予定している。研究1では、自尊感情の変動性に関する横断的検討として、様々な世代を対象に自尊感情の変動性を測定し、自尊感情の変動性が幅広い世代にも存在する個人差要因なのか確認し、発達的な変化を検討する。研究2では、自尊感情の変動性に関する縦断的な検討として、同一の対象者に長期的に自尊感情の変動性を測定し検討する。研究3では、自尊感情が変動する出来事の検討(1)として、自尊感情が揺れ動きやすい出来事と、揺れ動きにくい出来事の詳細を検討する。研究4では、自尊感情が変動する出来事の検討(1)として、想定場面法を用いて出来事の内容を操作し、出来事を経験した際の状態自尊感情の変化と、自尊感情の変動性との関連を検討する。
2022年度は、下記、研究準備を行った。第1に、就労者の自尊感情が変動する要因や出来事を捉えるために、人事心理学研究会に所属し、各企業の人事部で活躍する社員と交流したり、複数企業の産業医による職場における心身の健康管理に関する講演会に参加し、意見交換等を行った。長時間労働者の面談指導の実態や、ストレスチェックの活用の限界など、実際に生じている事案を知り、就労者の自尊感情を変動させる要因に関して情報を得た。これらの情報は、研究3・4の研究に活かす予定である。
第2に、自尊感情の変動性に関する縦断的検討を行うために、大学生対象の調査の準備を行った。具体的には、大学生を対象に、2期間(7日間1日1回の調査×2期間)で自尊感情の変動性の測定を行い、自尊感情の変動性の指標の再検査信頼性について検討を行う。2023年度に調査を実施予定である。この研究は、研究2の一部として構成されている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

新型コロナウィルス感染症拡大に伴い社会状況の変化を踏まえて、調査実施を見送っていたため。

Strategy for Future Research Activity

令和2年~令和4年度は、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の流行拡大に伴った社会状況の変化を踏まえて、調査実施を見送っていたが、令和5年度は、各研究に着手する。具体的には、研究2の自尊感情の変動性に関する縦断的検討として、同一対象者に複数回自尊感情の変動性の測定を行う。こちらは現在準備を整えているところである、令和5年度7月には調査を開始する。また、研究1の自尊感情の変動性の横断的検討として、様々な世代を対象に自尊感情の変動性を測定し、自尊感情の変動性が幅広い世代にも存在する個人差要因なのか確認し、発達的な変化を検討する。こちらは、令和5年度前期中に、所属機関の研究倫理委員会の審査を受け、年度内中に実施を目標とする。加えて、研究3・4についても、調査計画を進める。

Causes of Carryover

新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の流行拡大に伴った社会状況の変化を踏まえて、調査実施を見送っていたため、国内学会発表費用や対象者の謝礼などの予算が未使用であったため、次年度使用額が生じている。令和5年度には、研究1と研究2の実施を予定しており、これらの費用が発生する見込みである。

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Published: 2023-12-25  

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