2021 Fiscal Year Research-status Report
縦断研究と介入研究による児童の社会コンピテンスが心理適応に及ぼす影響の検討
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20K03355
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
大谷 和大 北海道大学, 教育学研究院, 講師 (20609680)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松本 拓真 岐阜大学, 教育学部, 准教授 (50805489)
山村 麻予 関西福祉科学大学, 健康福祉学部, 講師 (70745190)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 動機づけ / 社会性 / 心理適応 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年は、主に昨年度の研究成果を論文化する作業を行った。児童が学級場面で経験する心理的リアクタンスに関する論文について、Japanese Journal of Psychological Researchに投稿したところ、査読を経て無事に採択された。学級で規範を求める際には、児童の反発を招きやすいが、教師が伝え方について言語表現を工夫することで反発を低減させる可能性について示唆する内容である。また、本申請研究の主眼である学校現場などをターゲットにした介入研究について、「学校現場で役立つ教育心理学(北大路書房)」の第10章に動機づけ:動機づけ研究の教育実践への応用として執筆を行った。 昨年度から行っている縦断データ(課題価値と学業達成)のメタ分析の研究については、日本心理学会第85大会にてその一部をシンポジウム(タイトル:縦断調査からみた動機づけ研究)、および電子ポスターにて発表を行った(タイトル:学習の価値づけが成績を高めるのか、成績が良いから価値づけるのか?メタ分析の交差遅延モデルによる検討)。シンポジウムでは縦断データを扱ううえでの交差遅延モデルのメタ分析についてその魅力を解説した。その後、インパクトの高い国際誌に投稿し、現在査読中である。 昨年度行ったSOSの出し方に関する介入研究についても、詳細な分析を行った後、論文化し、国内有力雑誌に投稿した。不採択であったため、修正し他の国内有力紙に投稿を行い、現在審査中である。なお、介入研究については、本年異なるサンプルに対して介入実験を行った。結果については分析中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
縦断データの論文化および介入実験について概ね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、審査結果を踏まえ、査読への対応や新たなデータについて論文化、または学会発表を行っていく予定である。
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Causes of Carryover |
予定していた出張がコロナの影響でできなかったため使用できなかった。今後は出張も可能となる見込みが高く出張費としての使用、更にコロナの影響で実施できていなかった学校現場での調査の実施可能性が高くなることから調査費として支出することを考えている。
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Research Products
(4 results)