2024 Fiscal Year Annual Research Report
心理的危機のアート表現と展示プログラムによる若年者自殺予防対策
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20K03457
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| Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
大塚 尚 東京大学, 相談支援研究開発センター, 助教 (60735075)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
穴水 幸子 東京都立大学, 人文科学研究科, 客員研究員 (60255544)
古川 真由美 東京大学, 相談支援研究開発センター, 特任専門員 (80747519)
高野 明 東京大学, 相談支援研究開発センター, 教授 (50400445)
藤原 祥子 東京大学, 相談支援研究開発センター, 助教 (80632405)
榎本 眞理子 東京大学, 相談支援研究開発センター, 講師 (40632394)
伊藤 理紗 成城大学, 学生相談室, 研究員 (10832983)
鬼塚 淳子 東京大学, 相談支援研究開発センター, 特任助教 (90585613)
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| Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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| Keywords | アート / 表現 / グループ / 自殺対策 / 青年 / co-creation |
| Outline of Annual Research Achievements |
2024年度は以下の3領域に関して研究を実施した。 1)3つのアートワークショップ・グループの実施:まず2024年8月から9月に、全3回延べ15名の学生を対象に『線は私を描く-自分の軸を知る』ワークショップを行い、表現活動により自己理解が深まったなどの回答が得られた。また、2025年3月に、『動きを感じ、描く』ワークショップを行い、学生8名が非言語での表現と共同での創造行為に伴う様々な気づきを体験したなどの回答を得た。さらに2024年10月から2025年3月に、全6回のクローズドな継続グループを実施し、5名の参加者が自身や生と死などをテーマに表現活動を行い、アート表現とグループでの共有によって様々な変化や気づきが得られたとする回答を得た。これらの研究成果は、2025年度中に第44回日本心理臨床学会と日本箱庭療法学会第38回大会等で報告予定である。 2)アート関連の様々な取組みの視察・訪問調査:メンタルヘルスとアートに関する活動を実施してきた作家・織田信生氏へのインタビュー調査、平川病院造形教室の自己表現展の視察調査、『第14回クロマニンゲン展』への訪問調査を実施し、関係者からの聴き取りや意見交換を行なった。調査を通じて、心身の健康問題に対するアートの活用可能性と、共同で創造することの意義について検討と考察を重ね、下記の学術団体等で成果報告を行なった。 3)学術団体等での成果報告:これまで実施してきたアート関連の実践と研究成果を、2024年10月に「第43回日本心理臨床学会シンポジウム」および「日本精神神経学会第14回精神科臨床における多職種チームの活かし方フォーラムにおいて発表した。加えて、アート表現と共に創造する関係性について論文化し、東京大学学生相談所紀要第32号で公刊した。
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