2021 Fiscal Year Research-status Report
アトピーに対するオンライン型マインドフルネスおよび自分への思いやりの介入効果
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20K03459
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
岸本 早苗 京都大学, 医学研究科, 客員研究員 (00867301)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 範雄 京都大学, 医学研究科, 客員研究員 (20464563)
山本 洋介 京都大学, 医学研究科, 教授 (30583190)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | アトピー性皮膚炎 / 遠隔オンライン / マインドフルネス / セルフ・コンパッション / QOL |
Outline of Annual Research Achievements |
アトピー性皮膚炎に伴うQOL低下を予防する効果的なアプローチとして、オンライン・グループ形式で行うマインドフルネスおよびセルフ・コンパッションに基づく集団心理教育プログラムを開発した。介入群と待機群を比較するランダム化比較試験を実施し、2021年度には92名の割付を完了した。主要評価をベースラインから12週時点での疾患特異QOL、副次評価を主観的重症度などとし評価を実施。介入からの脱落は1名、評価からの脱落は2名で、研究計画時に脱落率を10%見込んでいたが、実際には2%で遂行できており順調である。質の高いエビデンスの創出に向けて、次年度にはすべての介入および評価を完遂する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2021年度には目標症例数のエントリーを得たが、グループ形式で行う心理介入であるため、同じ曜日・時間帯に毎週参加可能な被験者をさらに一定数確保してグループを形成する必要がある。2023年度にすべての介入及び評価を完了することから逆算し、2022年5月までリクルートを継続する。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度は本研究の最終年度となる。リクルートや、介入、評価が完遂可能であり、その成果の発表に進む予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルスの蔓延により今年度前半に終了予定であったリクルートに少し遅れが見られ、サンプルサイズ自体は現時点で十分なエントリーを得たものの、グループ形式の心理介入遂行にあたり同じ曜日・時間帯にご参加協力可能な被験者をさらに確保する必要があるため、リクルートを次年度5月末まで継続することとした。被験者への謝礼やオンライン運用費用の支払いが来年度に引き続き必要となった。また、REDCap有料化に伴い、次年度に当該データベース使用料を確保した。
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