2022 Fiscal Year Research-status Report
ノイマン-ポアンカレ作用素のスペクトル解析とプラズモン共鳴現象への応用
| Project/Area Number |
20K03655
|
|---|
| Research Institution | Ehime University |
|---|
Principal Investigator |
安藤 和典 愛媛大学, 理工学研究科(工学系), 准教授 (70774884)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮西 吉久 信州大学, 学術研究院理学系, 准教授 (20740236)
|
|---|
| Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
| Keywords | スペクトル解析 / ノイマン-ポアンカレ作用素 |
|---|
| Outline of Annual Research Achievements |
３次元の凸領域におけるノイマン-ポアンカレ作用素の固有値についての解析を研究分担者、および共同研究者とともに行った。３次元の領域で曲率が負の部分がある場合には、ノイマン-ポアンカレ作用素のスペクトルに負の固有値が現れることが既存の研究で知られていたが、３次元の凸領域については楕円面などごく限られた例でしか負の固有値が現れる例が知られていなかった。共同研究において、一般に３次元の領域でノイマン-ポアンカレ作用素に負の固有値が現れる十分条件を与え、具体的にその条件を満たす領域を与えることを試みた。
|
| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ノイマン-ポアンカレ作用素の負の固有値が現れる３次元の凸領域の条件において技術的な問題があることが分かった。
|
| Strategy for Future Research Activity |
現在、研究分担者および共同研究者で技術的な問題点の確認作業を行なっているところである。国際的な共同研究のため、国際研究集会において議論する機会を設けたり、オンラインでの打ち合わせを検討している。
|
| Causes of Carryover |
コロナ禍の影響で研究打ち合わせができなかったので、研究計画に遅れが生じているため。
|
Research Products
(2 results)
