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2023 Fiscal Year Annual Research Report

Development of a 3D total absorption calorimeter using energy spliting method

Research Project

Project/Area Number 20K03988
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

小寺 克茂  大阪大学, 大学院理学研究科, 招へい研究員 (60448074)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2024-03-31
Keywordsカロリメータ / シンチレーションファイバー / 入射角測定 / 角度分解能 / エネルギー分解能
Outline of Annual Research Achievements

提案した方法は,全読み出しの積層結晶カロリメータ(各結晶は50x50mm^2断面積x長さ25放射長)に対して,横方向からシンチレーションファイバを差し込み,結晶をさらに仮想的にエネルギー分割して,実分割以上の細分化カロリメータを作るというアイデアであった.しかし,シンチレーションファイバーで吸収できるエネルギー量が小さく,細分化による位置分解能を十分には出せないことがわかった.そこで,カロリメータに差し込む予定であったシンチレーションファイバーを敷き詰めて,カロリメータの前方に6層のファイバートラッカーとして作り,入射粒子の入射角を精密に測る方法を検討した.カロリメータの細分化のためにカロリメータ内で使う計画であったファイバをそのまま(ただしこの場合は隙間なく)カロリメータの全面に配置し,同様の目的(入射光子の入射角を精密に測るカロリメータ)を目指した.
本年度はこのシンチレーションファイバ (0.5 x 0.5 mm^2 断面積) を x 方向 64 本, y方向 64 本ならべて,32 x 32 mm^2 の検出面積を持つプロトタイプを作成し,東北大学電子光理学研究センター(ELPH)の光子ビームと,高エネルギー加速器研究機構の電子ビームを照射してその基本性能を確かめた.
また,ファイバーで結晶中のエネルギーを詳細に読み取る代わりに,結晶カロリメータの側面に微小光子検出器(MPPC)を数十 mm ごとに貼り付け,結晶に入ってくる粒子の角度を測定する手法も検討し,1結晶(60 x 60 mm^2 x 300 mm )の側面に MPPC 16 個を貼り付けたプロトタイプを作成した.このプロトタイプは ELPH の電子ビームを入射角を変えて照射し,入射粒子イベントごとに各 MPPC で検出される光子の位置的構造を観測した.現在データ解析を進めている.

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Int'l Joint Research (1 results)

  • [Int'l Joint Research] Korea University(韓国)

    • Country Name
      KOREA (REP. OF KOREA)
    • Counterpart Institution
      Korea University

URL: 

Published: 2024-12-25  

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