2021 Fiscal Year Research-status Report
Study of the effect of deep fluid motion on the surface banded structure of giant planets
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20K04050
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Research Institution | Setsunan University |
Principal Investigator |
佐々木 洋平 摂南大学, 理工学部, 講師 (70583459)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 磁気流体力学 / 電気伝導度 / 数値モデル / 表層縞状構造 / 惑星固有磁場 / ダイナモ作用 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、深部の磁気流体層の運動と表層流体の運動を首尾一貫して取り扱うための数値モデルの構築と、数値計算による流体層同士の相互作用の解明を目的とする。 2021年度は、昨年度から続けてきた既存の磁気流体数値モデルの拡張と改良, すなわち(1)電気伝導度等の深さ方向依存性の組み込み(2)系統的に数値実験を遂行できる様に高速化(3)拡張した磁気流体の数値モデルの上層に中性流体層を配置した結合モデルの構築、の3点を継続しつつ, 既存の計算結果との整合性について検討を行なった. また、これらと並行して「浅い枠組み」による東西流と極渦の生成維維持を調べる数値実験を系統的に行ない, 上記 (3)の結合モデルとの比較を開始した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画通り、系統だった数値実験を遂行し成果としてまとめている所である。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの線形安定性解析・数値実験等をまとめた成果報告(論文投稿)を進める。また、申請時の計画通り、有限振幅時間発展計算による数値実験を遂行する。
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Causes of Carryover |
次年度使用額の主な原因は、当初の計画で計上していた国際学会への参加旅費がコロナ下において現地開催が無くなった事に起因する。また、当初購入を計画していた幾つかのソフトウェアがベンダーの配布形態の変化から無料となった事も要因の一つである。これらは、すでに逼迫しつつある数値実験用のストレージと解析用の計算機費用として活用する。
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