2020 Fiscal Year Research-status Report
Mammalian faunal transition in Asia during the Early Cretaceous: The rise of eutherians and the establishment of the 'Late Cretaceous-type' fauna
Project/Area Number |
20K04150
|
Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
楠橋 直 愛媛大学, 理工学研究科(理学系), 准教授 (70567479)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
Keywords | 哺乳類 / 中生代 / 真獣類 / 多丘歯類 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は新型コロナウィルス流行の影響で、結局1年間通して中国やその他の国への渡航ができなかったため、予定していた発掘調査や標本観察等が一切できなかった。そのため研究はほとんど進められなかった。過去のデータや文献をもとに論文執筆は少し進められたものの、実際に標本を観察できないため、投稿できる状態までは至っていない。また、大学における講義・実習予定も大幅に変更になり、授業関係の再設計や準備に時間がかかったため、国内の標本に関する研究もほとんど進められなかった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウィルス流行の影響で中国を含めた海外渡航ができなかったため。また大学における講義・実習の予定・実施形態の変更に対応するために時間がかかったため。
|
Strategy for Future Research Activity |
本研究課題期間の延長申請も視野に入れているが、まずは国内の標本に関する観察と分類学的検討をできる範囲で着実に進めることを今後の方針とする。また、国内における移動が制限される状況下でも大学あるいは自宅において最低限の研究を進められる環境の構築を目指す。そのうえで、予定していた研究の実施が可能になれば速やかに研究の再開ができるように、関係者との調整を進めておく。
|
Causes of Carryover |
新型コロナウィルス流行の影響で、予定していた研究活動がほとんどできなかったため、主に海外調査で使用する予定だった直接経費は使用しなかった。2021年度以降は、本研究課題の期間延長申請も視野に入れて、できるだけ状況の改善を待って予定していた研究の実施に使用したいと考えている。また、2021年度には、国内移動・海外渡航が制限された状況下でも最低限の研究を進められる環境の構築にも使用を予定している。
|