2022 Fiscal Year Annual Research Report
Estimation of Internal State for Fire-damaged Concrete by Mini-Destructive Test Instruments
| Project/Area Number |
20K04780
|
|---|
| Research Institution | Kinjo Gakuin University |
|---|
Principal Investigator |
朴 相俊 金城学院大学, 生活環境学部, 准教授 (90408758)
|
|---|
| Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
| Keywords | 小径ドリル型削孔試験機 / 火害 / ビッカース硬さ試験 / 削孔速度 / 微破壊試験 |
|---|
| Outline of Annual Research Achievements |
最終年度実施した研究では、小径ドリル型削孔試験機による火害を受けたモルタルの強度推定ための検証実験を行った。
本研究で開発を進めた削孔試験機は、小型で携帯が可能であり、φ3.2mm深さ10mmと建造物に負担をかけない試験機である。昨年度は、削孔試験機を用いた火害を受けたモルタルの強度推定の可能性について実験を行い報告した。今年度の研究では、火害を受けたモルタル試験体の定量的な評価を目標に、試験体内部に熱電対を設置し、加熱時間による火害性状を目視により確認するとともに、削孔試験機を用いて、モルタル試験体の内部方向への火害度を削孔速度と削孔深さの関係から推定した。削孔試験機による火害度推定の精度を確認するため、ビッカース硬さ試験を行い、その有効性を確認した。得られた成果は、下記の日本建築学会学術講演概要集（北海道）に発表した。
1.○朴相俊（金城学院大)・伊藤花恋・青木孝義・長谷川哲也：小径ドリル型削孔試験機による火害を受けたモルタルの強度推定ための検証実験
2.伊藤花恋・朴相俊（金城学院大)・伊藤花恋・青木孝義・長谷川哲也：小径ドリル型削孔試験機を用いた目地モルタルの圧縮強度推定
|
