2020 Fiscal Year Research-status Report
Development of Practical Quality Management System for Medical Laboratories
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20K04969
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Research Institution | Chiba Institute of Technology |
Principal Investigator |
佐野 雅隆 千葉工業大学, 社会システム科学部, 准教授 (50580221)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 臨床検査室 |
Outline of Annual Research Achievements |
ISO 15189の認定取得済みである飯塚病院での質マネジメント活動を調査し、一部の部門で取得し検査部全体に拡大を目指している川口市立医療センターを含めた4病院で研究を進める予定であったかが、調査は困難となっている。 (課題I) 安全・安心な臨床検査業務を実現する質マネジメントシステムモデルの構築について、不適合の情報収集から是正処置に至るまでの臨床検査業務における詳細な方法論を明らかにするための準備を中心に研究を推進した。これまでに開発してきた事故状況の可視化方法を適用し、臨床検査業務のインシデント分析に方法論を構築したので、研究成果として投稿する。変動要因の抽出方法をこれまでに明らかにしたので、これを検査項目全体に広げる準備を進めている。これを元にして、日常管理の方法論として適用することを計画している。 同研究機関の新型コロナウイルス対応のため、当初の計画通りには進んでいないのが現状である。研究代表者が準備を進めることは可能であるため、監査すべき点等の列挙を進めたところである。臨床検査室の業務が膨大となっていることから、振り返りのための時間をとることが困難となり、実運用としての監査は今後取り組む予定である。 研究を推進するために、精度管理についての議論を遠隔で実施することなどは本年度できたので、これを応用して、監査についても議論できる態勢の準備を進める予定であり、研究推進の体制を確立しつつあることが本年度の実績である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
医療機関との共同研究について、訪問が難しい期間があったため。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度に構築した遠隔での研究推進体制を継続するとともに、今後は状況に合わせてこれまでの方法とも平行し、とくに監査については活動を再開する。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症の影響により、研究のための旅費および成果発表に関する支出が無かったため、次年度使用額が発生している。次年度から出張に基づいて研究推進をすることも考えられたので、次年度使用額を大きく確保していたが、この状況が収束する見通しがたたないため、研究推進においても遠隔会議のための機器・備品を調達することが不可欠であると考えられる。次年度使用額は当該費用に充てる予定である。
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