2020 Fiscal Year Research-status Report
環境調和型溶媒がアミンの酸化劣化に及ぼす反応場効果の検証
Project/Area Number |
20K05595
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Research Institution | Research Institute of Innovative Technology for the Earth |
Principal Investigator |
山田 秀尚 公益財団法人地球環境産業技術研究機構, その他部局等, 主任研究員 (60446408)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 酸化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題では、研究代表者がCO2-アミンの反応系に対して構築した量子化学計算モデルをアミンの酸化反応に拡張し、CO2回収用アミン溶液の溶媒がアミンの酸化反応に及ぼす反応場効果を検証する。初年度にあたる本年度は、予備検討計算が想定以上に時間を要すること、また、不測の事態(テレワークの増加等)により、計画に大きな遅れが生じた。一方、アミンの酸化反応については、文献調査などで十分な情報を収集することができた。それらに基づき、適した量子計算モデルの選定を進めており、次年度以降、本格的な解析を実施できる見通しである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
予備検討計算が想定以上の時間を要した。テレワークの増加等、不測の事態もあり、計画に遅れが生じた。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでに文検等で収集したアミンの酸化劣化反応に関する情報をもとに、量子化学計算を実施し、モデルの構築を進める。その結果から、実験検証計画について、再検討、実施を行う予定である。
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Causes of Carryover |
予備検討計算が想定以上の時間を要したこと、また、テレワークの増加等、不測の事態により、計画の実施に遅れが生じた。今後、当初の計画に沿って、アミンの酸化劣化反応に量子化学計算を実施し、モデルの構築を進め、検証を実施する予定であり、そのために予算を執行する計画である。
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