2022 Fiscal Year Annual Research Report
Elucidation of response to nutrient deficiency via strigolactone signaling in rice leaves
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20K05776
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
梅原 三貴久 東洋大学, 生命科学部, 教授 (30469895)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ストリゴラクトン / イネ / 窒素欠乏 / リン酸欠乏 / 硫黄欠乏 / ラミナジョイント |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、イネのヒノヒカリ、きぬむすめ、あきたこまち、カサラス、ササニシキ、キヌヒカリ、ひとめぼれにおけるラミナジョイント(LJ)の角度について調べた。ヒノヒカリ、きぬむすめ、あきたこまち、カサラス、ササニシキの5品種は、controlと比較して-NでのみLJの角度が小さかった。キヌヒカリは、controlと比較して-Nおよび-PでLJの角度が小さかったが、-Sでは変わらなかった。ひとめぼれは、controlと比較して-N、-P、-Sの全てでLJの角度が小さかった。7品種で共通して-N でLJの角度が小さかったため、NH4+とNO3-のどちらが LJ の角度に影響するか調べた。シオカリの場合、LJの角度はcontrolと-NO3-では差は認められなかったが、-NH4+ではLJの角度が小さく、-Nとほぼ同等であった。また、シオカリのSL生合成欠損変異体d10-1およびd17-1の場合、control、-NO3-、-NH4+、-N、いずれの条件でもLJの角度に変化は認められなかった。日本晴の場合、controlと-NO3-でほぼ同等で、-NH4+ではLJの角度がやや小さかったが、有意な差ではなかった。d10-2 では、control、-NO3-、-NH4+、-N、いずれの条件でもLJの角度に変化は認められなかった。したがって、-NでのLJの角度の減少は、-NH4+による影響が大きいが、品種間で窒素源の違いによる葉身屈曲応答が異なるものと考えられる。SL生合成遺伝子の発現を調べてみると、D27、D17、D10の発現が-Nで高く、+Nで低くなったが、OsMAX1の+/-N間の発現変動は小さかった。なお、SL関連変異体の葉身部におけるグルタミン、グルタミン酸、アスパラギン、アスパラギン酸は野生型よりも少なかった。
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Research Products
(4 results)