2021 Fiscal Year Research-status Report
糸状菌由来の新規多糖分解酵素の探索と機能・構造解析
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20K05815
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Research Institution | Meijo University |
Principal Investigator |
志水 元亨 名城大学, 農学部, 准教授 (20423535)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高須賀 太一 北海道大学, 農学研究院, 准教授 (70748409)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | Polysaccharide lyase / Rhamnogalacturonan / Aspergillus nidulans |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度、研究代表者らはペクチンのみを炭素源として生育させた際にA. nidulansが細胞外に分泌する、機能が分かっている酵素などとアミノ酸配列レベルで全く相同性を有さず、かつシグナル配列(セルラーゼなどの細胞外酵素が有する)を持つ16種の機能未知タンパク質 (hypothetical protein; HP) の機能について解析した。それらの中で2種のHPの機能を明らかに出来た。その2種のうち、新規のペクチン分解酵素 (rhamnogalacturonan lyase) の詳細な機能と立体構造を明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
機能が分かっている酵素などとアミノ酸配列レベルで全く相同性を有さず、かつ CAZyデータベース (http://www.cazy.org) に登録されている全ての Polysaccharide Lyase (PL) ファミリーに属さない新規のペクチン分解酵素 (rhamnogalacturonan lyase) を見出した。X線結晶構造解析から、β-ヘリックス構造を有することが明らかになり、活性アミノ酸残基が推定できた。
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Strategy for Future Research Activity |
新規の rhamnogalacturonan lyase 基質との結合に重要と推定されたアミノ酸については、変異を導入することで基質との結合性およびに酵素活性に及ぼす影響を解析する。また、基質との共結晶の構造解析も試みる。これらの結果から、この酵素がどのように基質を認識し反応を触媒しているのか明らかにする。また、機能を特定できた別のタンパク質の詳細な機能および構造についても解析する。
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Research Products
(4 results)