2022 Fiscal Year Research-status Report
Elucidation of G-protein signaling pathway controlling plant height, panicle and seed size in rice.
Project/Area Number |
20K05987
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Research Institution | Fukui Prefectural University |
Principal Investigator |
三浦 孝太郎 福井県立大学, 生物資源学部, 准教授 (70571561)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | イネ / 種子形 / Gタンパク質 |
Outline of Annual Research Achievements |
小課題1 各γサブユニット変異体におけるαサブユニットの状態の解析:小課題1では、αサブユニット特異的抗体を用いて各γサブユニット変異体背景で免疫沈降を行う事で、γサブユニット変異の影響でαサブユニットが単体で存在するか、3量体を形成しているかを明らかにする。令和4年度は、抗αサブユニット抗体を用いた実験で、γ3サブユニット変異体の種子が短くなる事が、αサブユニットとの結合を強化されていることにい起因することを見出した。 Gγ2変異体の解析では、N末端が失われると致死になるという新たな形質を確認できた。また、この表現型はGβ変異体と類似しており、Gγ2はGβと協働し、生命維持に必要な機能を有することを確認した。 小課題2 イネGタンパク質関連変異体の遺伝子単離:令和4年度は、2つのGタンパク質関連遺伝子の機能欠損変異体を用いた実験により、1つがGタンパク質とは異なるシグナル伝達経路を介して種子のサイズを制御し、1つがGタンパク質経路をコントロールする事を見出した。このGタンパク質経路を介して種子を制御する遺伝子変異は、GαとGγ3変異体との二重変異体を作成したところ、Gα変異が遺伝的上位であるが、Gγ変異は相加的名表現型となり、独立な経路であることを示唆した。 小課題3 新奇3量体Gタンパク質関連タンパク質のタンパク質相互作用解析:小課題2で新たに同定した候補遺伝子について、抗Gα抗体を用いて免疫沈降実験を行ったが、直接の相互作用は確認できなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初計画していたとおり、Gαタンパク質が変異体の生体内でどういった状態で存在するのか明らかにするための抗Gα抗体を用いた解析が進行している。。 3系統の関連変異体の内2系統について遺伝子編集による欠損変異体を作出し、その表現型の調査及び遺伝解析を実施した。 Gタンパク質関連遺伝子の相互作用実験については、特異性の高い抗Gα抗体を用いた解析を行っているが、現在までに結合は確認できていない。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの計画通り、形質転換体を用いた実験によってGタンパク質の生体内での構と、関連変異体の解析を進める事で、イネGタンパク質のシグナル伝達経路 の解明を目指して研究を推進する。
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Research Products
(1 results)