2024 Fiscal Year Annual Research Report
Establishment of community reorganization method for well-being in heavy snowfall hilly and mountainous area
| Project/Area Number |
20K06293
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| Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
坂田 寧代 新潟大学, 自然科学系, 教授 (60373172)
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| Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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| Keywords | 豪雪中山間地 / 安寧(Well-being) / コミュニティ再編 / 災害復興 / 新潟県中越地震 |
| Outline of Annual Research Achievements |
実施課題は、2020年度から開始したが、コロナ禍の最中であったため、調査を実施する外部者の来訪が歓迎されない中、現地調査を遂行する上で支障を来した。山古志地区ではこれまでの信頼関係の構築が功を奏して調査を実施できたが、当初、集落営農主導型コミュニティ再編の調査地として予定していた他地区での調査は控えざるを得なかった。また、2021年度は一年間の山古志滞在にて調査を進めたが、怪我により歩行困難に陥り、2022年度にさらに一年間の滞在調査となり、延長した2023、2024年度はコロナ禍が落ち着いてはいたが、他地区での調査を遂行することは難しかった。 こうした状況下、山古志地区の地域交流団体主導型コミュニティ再編に重点を置いて調査を進めた。山古志地区の伝統行事「牛の角突き」を運営する山古志闘牛会、および、2004年新潟県中越地震で水没した木籠集落の活動支援を目的とした山古志木籠ふるさと会を対象として、各団体の会員として参与観察・聞取りを実施した。各団体いずれも、山古志住民のみでは闘牛または集落行事の実施が困難化している中、地域外者の協力により成り立っていることがわかった。特に、両団体は2010年結成であり、10年以上の長きにわたり継続されてきた鍵として、活動の中心に山古志住民の意欲溢れる姿勢があり、それに共感した地域外者が山古志住民を尊重しながら支えてきたことが明らかになった。 こうした住民の主体的な気風は、2021年度から山古志住民会議の主導により始まったNishikigoi NFTを介してデジタル上でつながるデジタル村民の取組みや、小さな山古志楽舎による追悼の集いの運営、東竹沢公民館分館による青葉台住民との清酒の雪中貯蔵交流など、さまざまな形で広がりをみせている。 住民も地域外者も互いに尊重し交流を楽しむ対等な姿勢がwell-beingを感じられる農村社会の創出の秘訣である。
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