2022 Fiscal Year Research-status Report
Profiling of the characteristic of cumulative fatigue damage to fresh produce by applying shock response spectrum analysis
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20K06333
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Research Institution | National Agriculture and Food Research Organization |
Principal Investigator |
北澤 裕明 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 食品研究部門, 上級研究員 (20455306)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 蓄積疲労 / 繰り返し衝撃 / 落下試験 / 損傷 / 目視 |
Outline of Annual Research Achievements |
初年度では、繰り返し衝撃と損傷発生との関係を線形近似可能な対象物の選定と同一の衝撃パルスを高精度で繰り返し対象物に印加できる条件を決定した。 これらの結果を踏まえて、2年度目ではある野菜類を対象物として、損傷が目視できない範囲における蓄積疲労を定量するための試験系を構築し、実際に貯蔵日数経過後の質量変化に差は出るものの、見た目の損傷は観察されないという状態を作出することに成功した。 そこで今年度では、これらの試験結果のとりまとめを前提とした2年度目までに取得したデータの整理を進めるとともに、目視できない範囲において蓄積疲労が生じている対象物における衝撃応答スペクトル波形の変化の解析について検討した。しかし、対象物の質量が小さく、また個体差が大きいことから衝撃応答スペクトル波形の変化をうまくとらえることができなかった。この点に関して、最終年度では対象物の変更も視野に入れたうえで検討することとしたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
衝撃応答スペクトル波形の変化をとらえることができなかった。一方で2年度目までに得られたデータの整理を進めることができたため、本評価としたい。
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Strategy for Future Research Activity |
衝撃応答スペクトル波形の変化を容易に把握することが可能な対象物を選定したうえで繰り返し衝撃試験を行うとともに、2年度目までに取得できたデータについてとりまとめ、論文として投稿する。
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Causes of Carryover |
研究期間延長の手続きをおこなったため。
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