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2022 Fiscal Year Annual Research Report

Understanding enhancer allocation by 3D genome "domains" through analysis of two parameters in the regulation.

Research Project

Project/Area Number 20K06603
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

辻村 太郎  京都大学, 高等研究院, 特定講師 (90741893)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2023-03-31
Keywordsゲノム / クロマチン高次構造 / エンハンサー
Outline of Annual Research Achievements

最終年度は、マルチコンタクトクロマチン高次構造解析手法の高度化にとりくみ、それを活用して、ヒトiPS細胞におけるMYC遺伝子座の高次構造について検討した。特に、MYC遺伝子を含むコンタクトパターンを抽出し、それらについて同時にDNAメチル化状態を検出することができた。
特に、STITCHシステムによって、MYCとスーパーエンハンサーとの相互作用をオン、オフで切り替え、それらについて、MYCコンタクトパターンを比較した。その結果、MYCとスーパーエンハンサーとのコンタクトが検出された分子群について、相互作用ありの場合の方が、スーパーエンハンサーの複数領域と同時コンタクトしている割合が高かった。この結果は、スーパーエンハンサー内部の個々のシス因子の協調状態を表しているのではないかと考えている。本結果については、さらなる検証実験を実施する。
一方で、特にMYC遺伝子周辺のDNAメチル化状態について、相互作用の有無で比較したところ、顕著な差は見出せなかった。ヒトiPS細胞において、抑制された遺伝子でもDNAメチル化状態が低いものがよく見られることはすでに知られており、それを考えれば、矛盾のない結果と言える。
研究期間を通して、スーパーエンハンサーの部分欠失、STITCHの連続導入など、エンハンサーの作用機序を調べるためのゲノム編集を進めることができた。また、そのためのアッセイ手法も確立することができた。しかしながら、その詳細な解析にを完了させるには至らなかった。これについては、本研究期間が終了後も継続して研究を進める。

  • Research Products

    (3 results)

All 2022

All Presentation (3 results) (of which Invited: 2 results)

  • [Presentation] ロングリード解析を活用した長距離ゲノム調節機構の研究2022

    • Author(s)
      辻村太郎
    • Organizer
      NGS EXPO 2022
    • Invited
  • [Presentation] 遺伝子とエンハンサーの相互作用を理解する:新技術によるアプローチ2022

    • Author(s)
      辻村太郎
    • Organizer
      第45回日本分子生物学会年会
  • [Presentation] 多層的な長距離エンハンサー制御:メカニズムの研究とその応用2022

    • Author(s)
      辻村太郎
    • Organizer
      第4回最先端循環代謝学の若手研究会
    • Invited

URL: 

Published: 2023-12-25  

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