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2021 Fiscal Year Annual Research Report

オートファジー必須因子Atg8変異体を用いたオートファゴソーム形成系の開発

Research Project

Project/Area Number 20K06637
Research InstitutionTokyo Institute of Technology

Principal Investigator

山崎 章徳  東京工業大学, 科学技術創成研究院, 特任助教 (80623884)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2022-03-31
Keywordsオートファジー
Outline of Annual Research Achievements

本研究では、Atg8とオートファゴソーム形成因子との結合がオートファゴソーム形成に及ぼす影響を理解し、Atg8結合蛋白質と結合できないAtg8変異体を用いたオートファゴソーム形成系の開発を試みる。このオートファゴソームを単離し内容物を解析することで、受容体を介さないカーゴの取り込みがAtg8に依存しているのかどうか、あるいは他のオートファゴソームへの取り込みを規定する因子の同定を目指している。
前年度に引き続き、Atg8変異体としてF104A変異体とF104A/Y106A変異体を用いて解析を行った。液胞リパーゼであるAtg15の欠損をこれら細胞に加えることで、オートファゴソームと液胞の融合後に、液胞内に形成されるオートファジックボディが分解を免れて蓄積するかを観察した。すると、野生型細胞と同様にAtg8変異体でも融合したオートファゴソームの蓄積が観察され、液胞の精製も可能であることが明らかとなった。そこでこのAtg15欠損細胞を用いてオートファジックボディが蓄積した液胞を精製し、液胞内容物を質量分析法により解析することにより、Atg8の野生型および変異体がそれぞれ形成するオートファゴソーム特異的なカーゴの同定に成功した。今後はこれらカーゴについて解析することで、バルクオートファジー特異的なカーゴと選択的オートファジー特異的なカーゴの分類が可能となり、オートファゴソームへのカーゴの取り込みにおけるAtg8の寄与についての知見が深まることが期待される。

  • Research Products

    (2 results)

All 2022 2021

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results) (of which Invited: 1 results)

  • [Journal Article] Phosphorylation by casein kinase 2 enhances the interaction between ER‐phagy receptor TEX264 and ATG8 proteins2022

    • Author(s)
      Chino Haruka、Yamasaki Akinori、Ode Koji L、Ueda Hiroki R、Noda Nobuo N、Mizushima Noboru
    • Journal Title

      EMBO reports

      Volume: - Pages: -

    • DOI

      10.15252/embr.202254801

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] カーゴの流動性が選択的オートファジーでの分解を左右する2021

    • Author(s)
      山崎章徳
    • Organizer
      日本細胞生物学会
    • Invited

URL: 

Published: 2022-12-28  

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