2021 Fiscal Year Research-status Report
Biosynthetic study on plant-derived natural products using genomic information of the endophytic fungus
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20K07103
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
石内 勘一郎 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(薬学), 准教授 (70608140)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 植物内生糸状菌 / 生合成遺伝子 / 異種発現 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、Aspergillus属糸状菌の異種発現ホストとしての研究基盤整備を進めた。まず、A. oryzaeのpyrG遺伝子破壊株を受容株とし、ligD遺伝子破壊ベクターを構築後、制限酵素処理したベクターで本菌株を形質転換した結果、PCRによりligD遺伝子の破壊を確認した。さらに同様の遺伝子破壊実験を進めることで、argB遺伝子破壊株の取得に成功した。また、Paraboeremia sp. Lsl3のゲノム解析により明らかとなったlysine/ornithine decarboxylase をコードする遺伝子PABO_007432およびcopper amine oxidase をコードする遺伝子PABO_05900について、出芽酵母および麹菌を宿主として異種発現を行い、これらの遺伝子の機能をin vivo実験により確認した。さらに、ヒカゲノカズラ科植物オニトウゲシバより分離した内生糸状菌Penicillium citreosulfuratum LY111より一種の新規化合物を単離構造決定した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
目的生合成遺伝子の一部について機能解析に成功したが、主要な遺伝子の解明には至らなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
目的化合物の生合成について、鍵遺伝子の機能解析を進める。
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Causes of Carryover |
2021年度は、生合成遺伝子の異種発現に関する実験が予定よりも進まなかったため、その費用を次年度に当てて使用する予定である。
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Research Products
(3 results)