2022 Fiscal Year Research-status Report
Biosynthetic study on plant-derived natural products using genomic information of the endophytic fungus
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20K07103
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
石内 勘一郎 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(薬学), 准教授 (70608140)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 植物内生糸状菌 / 生合成遺伝子 / 異種発現 / Lycopodiumアルカロイド |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、Aspergillus属糸状菌を宿主とした生合成遺伝子の異種発現を進めた。A. oryzaeの栄養要求性株に対して遺伝子発現ベクターを導入することで、目的とする形質転換体を得た。さらに、得られた形質転換体の培養液について代謝物分析を行なった結果、pelletierineとともに新たなアルカロイドの生産が認められた。この構造未知の化合物を単離精製し、NMR等の分光学的手法により構造解析を行った結果、同化合物は、Lycopodiumアルカロイドと構造的関連性を持つ新規骨格化合物であることが明らかとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
所属機関におけるその他の業務の多忙により、計画通りに実験を進めることができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度の研究計画を引き続き実行する。
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Causes of Carryover |
所属機関におけるその他の業務が大幅に増加したため、目的化合物の生物合成に関する実験を次年度まで延長することになった。これらの結果を本年度中に発表するために次年度に研究費を使用する。
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Research Products
(4 results)