2022 Fiscal Year Annual Research Report
Development of an orally disintegrating films containing polaprezinc for prevention of oral mucositis in pediatric patients with cancer
Project/Area Number |
20K07152
|
Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
鈴木 昭夫 岐阜大学, 医学部附属病院, 准教授 (80775148)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 秀樹 岐阜薬科大学, 薬学部, 教授 (00419665)
田原 耕平 岐阜薬科大学, 薬学部, 教授 (30454325)
小林 亮 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 非常勤講師 (50555662)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | ポラプレジンク / 携帯型近赤外分光装置 / 粘膜付着フィルム |
Outline of Annual Research Achievements |
ポラプレジンク含有粘膜付着フィルム製剤の開発において、令和4度はポラプレジンク含有粘膜付着フィルム製剤の携帯型近赤外分光装置による品質管理について検討した。 携帯型近赤外分光装置を用いて、ポラプレジンク含有口腔内粘膜付着フィルム製剤、ポラプレジンク原末、HPC-SL原末及びプラセボフィルムの近赤外スペクトルを測定した。ポラプレジンク含有フィルムでは、主に1180.65 nm、1434.62 nm、1577.09 nm、1626.64 nmの4つの波長において吸収が確認された。1180.65 nmの吸収はポラプレジンク原末、HPC-SL原末両方に確認されたことから、二成分の吸収が重なっていると考えられた。また、1434.62 nmの吸収はポラプレジンク原末では確認されず、HPC-SL原末やプラセボフィルムで確認されたことから、HPC-SL由来の吸収であると考えられた。したがって、1577.09 nm及び1626.64 nmの吸収はポラプレジンク原末において同様の吸収が確認されたことから、ポラプレジンク由来の吸収であると考えられた。 さらに、作成した薬物濃度予測モデルはR2値が0.98を超えており、良好な薬物濃度モデルの作成が可能であった。スコアプロットから外れ値が多く含まれる可能性が考えられたが、スペクトル両端のノイズを除去することで外れ値を除去することが可能であった。作成した薬物濃度予測モデルに薬物濃度予測用フィルムを当てはめて予測値を算出し、実測値と比較した結果、フィルム製剤中の薬物濃度を高い予測精度で予測可能であることが示された。
|
Research Products
(7 results)
-
[Journal Article] Effect of Mirtazapine for the Prevention of Nausea and Vomiting in Patients with Thoracic Cancer Receiving Platinum-based Chemotherapy2023
Author(s)
Kinomura M, Iihara H, Fujii H, Hirose C, Endo J, Yanase K, Inui T, Kaito D, Sasaki Y, Gomyo T, Sakai-Masuda C, Kawae D, Kitamura Y, Fukui M, Kobayashi R, Ohno Y and Suzuki A
-
Journal Title
Anticancer Resarch
Volume: 43
Pages: 1301-1307
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
-
[Journal Article] Association Between Peripheral Neuropathy Induced by Oxaliplatin at First-line Chemotherapy and Efficacy of Paclitaxel at Second-line Chemotherapy in Patients With Advanced Gastric Cancer2022
Author(s)
Fujii H, Sadaka S, Ajisawa K, Okumura N, Makiyama A, Iihara H, Yasufuku I, Ohata K, Kobayashi R, Tanaka Y, Hayashi H, Suzuki A
-
Journal Title
Anticancer Resarch
Volume: 42
Pages: 4581-4588
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
-
-
-
[Presentation] 胃癌患者における1次治療オキサリプラチンの末梢神経障害が2次治療タキサン系抗がん剤の有効性および安全性に与える影響2022
Author(s)
左髙史織, 藤井宏典, 味澤香苗, 奥村直樹, 牧山明資, 飯原大稔, 安福至, 大畑紘一, 小林亮, 田中善宏, 林秀樹, 鈴木昭夫
Organizer
第32回日本医療薬学会年会
-
-