2022 Fiscal Year Research-status Report
Molecular and cellular mechanisms of fever in brain hemorrhage: possible involvement of microglia and platlets
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20K07281
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Research Institution | Osaka Institute of Technology |
Principal Investigator |
松村 潔 大阪工業大学, 工学部, 教授 (10157349)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 脳出血 / 発熱 / シクロオキシゲナーゼ1 / ミクログリア / 血小板 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度に引き続き、ミクログリア特異的COX1欠損マウスを用いて、脳出血による発熱へのミクログリアCOX1の関与を検討した。その結果、脳出血発熱にミクログリアのCOX1は関与していないことが明らかとなった。 血小板COX1の脳出血発熱への関与を検討するために、血小板特異的COX1欠損マウスを作成した。このマウスは、COX1-floxマウスとPf4-iCreマウスを交配させることで作成した。実験に必要なマウスの週齢と頭数に達していないので、脳出血発熱の実験をまだ行っていない。 血小板特異的COX1欠損を確認するための手法を以下のように確立した。マウス骨髄の凍結切片を作成し、抗COX1抗体と抗CD41抗体(血小板・巨核球マーカー)で2重染色を行った。巨核球において、CD41とCOX1の2重染色が確認できた。また、COX1欠損マウスでは巨核球COX1の染色が見られなかった。同様の血液塗抹標本でCD41とCOX1の2重染色ができることを確認した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
初年度にCovid19により実験ができない期間が生じた。 遺伝子改変マウスの繁殖が遅れた。
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Strategy for Future Research Activity |
血小板特異的COX1欠損マウスを用いて脳出血発熱の実験を行う。
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Causes of Carryover |
COVID19とマウスの繁殖の遅れのため研究の進行が1年遅れている。次年度使用額はマウスの繁殖、消耗品、外部委託に使用する。
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Research Products
(2 results)