2020 Fiscal Year Research-status Report
微絨毛を消失する疾患の原因となるapical膜取り込みメカニズムの解析
Project/Area Number |
20K07341
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
早瀬 純也 九州大学, 医学研究院, 助教 (40621686)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | 上皮細胞 / apical膜 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、脱極性化過程のapical膜endocytosisについて、主に形態学的な解析を行なった。具体的には、長時間 live-cell confocal imaging、Superresolution Structured Illumination Microscopy (SR-SIM)、および Correlative Light and Electron Microscopy (CLEM) 等の顕微鏡技術を用いてapical膜が脱極性化の際にどの様に取り込まれるかを解析した。その結果、上皮細胞の種類によって異なるメカニズムでapical膜が取り込まれることがわかった。現在、これらのendocytosisがどの様な分子メカニズムで引き起こされるのかを解析しており、少なくとも一部の上皮細胞におけるapical膜endocytosisの機構を明らかにしつつある。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
超解像顕微鏡やCLEMを用いた解析により、上皮細胞の種類によって異なるendocytosisメカニズムでapical膜が取り込まれることを明らかにできた。また、少なくとも一部の上皮細胞についてはapical膜endocytosisの分子メカニズムを明らかにできつつあることから、進捗は概ね順調であると言える。
|
Strategy for Future Research Activity |
現在、明らかにしつつある一部の上皮細胞のapical膜endocytosisメカニズムについて更に解析を進め、分子メカニズムの全容を明らかにする。更に、他の細胞で見られるapical膜endocytosisについても、その分子メカニズムを明らかにしていく予定である。
|