2022 Fiscal Year Annual Research Report
Microenviroment in classical Hodgkin lymphoma and Hodgkin-like ATLL
Project/Area Number |
20K07381
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
大島 孝一 久留米大学, 医学部, 教授 (50203766)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 悪性リンパ腫 / 成人T細胞白血病・リンパ腫 / 遺伝子発現解析 / デジタル空間プロファイリング |
Outline of Annual Research Achievements |
ホジキン様成人ヒトT細胞白血病・リンパ腫(ホジキン様ATLL)はホジキンリンパ腫に類似した病理組織像を示すATLLの特殊型である。少数のHodgkin-Reed-Sternberg様細胞(HRS様細胞)周囲に小型~中型のヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)に感染CD4陽性T細胞が多数認められる。ホジキン様ATLLの免疫微小環境はまだ十分に解明されていない。 我々はデジタル空間プロファイリングを用いてHRS様細胞周囲のCD4陽性T細胞とHRS様細胞から離れたその他のCD4陽性T細胞の遺伝子発現プロファイルを比較し、HRS様細胞と周囲のCD4陽性T細胞の相互作用について検討を行った。結果、HRS様細胞周囲のCD4陽性T細胞はその他のCD4陽性T細胞と比較して有意に共刺激分子のCD28とinducible T-cell co-stimulator (ICOS)の発現が亢進していた。 免疫染色でHRS様細胞周囲にCD28とICOSの発現が確認され、ロゼット構造の形成が散見された。また、CD28のリガンドであるCD80とCD86がHRS様細胞に発現していることが示され、CD28-CD80/CD86の共刺激シグナルによるT細胞の恒常的活性化が重要である可能性が示唆された。その他、T-cell immunoreceptor with immunoglobulin and ITIM domain (TIGIT)、programmed cell death protein-1 (PD-1)、cytotoxic T lymphocyte-associated protein 4 (CTLA-4)も一部の症例でHRS様細胞周囲に陽性細胞が認められた。 以上よりホジキン様ATLLでは共刺激分子ならび免疫チェックポイント分子を介したHRS様細胞とCD4陽性細胞の相互作用が重要であると考えられた。
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[Presentation] Digital spatial profiling of Hodgkin-like adult T-cell leukemia/lymphoma2023
Author(s)
Takeuchi M, Miyoshi H, Yamada K, Nakashima K, Sato K, Furuta T, Moritsubo M, Ogura Y, Tanaka K, Imamoto T, Arakawa F, Kohno K, Ohshima K.
Organizer
17th International Conference on Malignant Lymphoma
Int'l Joint Research