2020 Fiscal Year Research-status Report
Clinicopathological analysis of RSPO fusion-positive colorectal carcinoma
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20K07382
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Research Institution | National Cancer Center Japan |
Principal Investigator |
橋本 大輝 国立研究開発法人国立がん研究センター, 中央病院, 医員 (40773875)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 大腸癌 / RSPO / WNT |
Outline of Annual Research Achievements |
当施設で収集した大腸癌の新鮮凍結組織(1000例以上)に対し、RT-PCR法を用いてRSPO融合の有無を解析した。また、新鮮凍結組織でRSPO融合のステータスが確認された症例について、ホルマリン固定・パラフィン包埋(FFPE)ブロックから核酸を抽出し、RT-PCRを行い同じ結果が得られることを確認した。更にこれらのサンプルについて、組織マイクロアレイを作製し免疫組織化学染色・in situ hybridizationによる検討を可能とした。RSPO融合陽性例について全エクソン解析を行い、RSPO融合陽性大腸癌では他のWNT経路遺伝子異常に乏しいことを明らかにした。現在データの取りまとめを行い論文化を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウイルス感染症流行の影響はあったものの、概ね計画通り進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
成果を論文化し発表予定である。組織マイクロアレイに対してin situ hybridizationを行いRT-PCR法と比較しその感度・特異度を解析し、RNA ISHの 実用性を検討する。
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Causes of Carryover |
実験が順調に進み、試薬の消費量が想定していたよりも少なかったため。
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