2021 Fiscal Year Research-status Report
センチネルリンパ節リアルタイムモニタリングによる新しい乳癌腋窩リンパ節治療の開発
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20K07634
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
島津 研三 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (30448039)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 乳癌 / センチネルリンパ節 / OSNA / nomogram / 抗EGFR抗体 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年の研究で、新しいトレサーとしてCu(銅)64に抗EGFR抗体であるセツキシマブを付加したものがこの研究遂行にふさわしいという結論に至った。その実用性を実証するための動物モデルを作成することとなった。Xenograftの作成(ヒト乳癌細胞移植)をまず行い、JIMT-1(HER2陽性株)とMDA-MB-231(TNBC株)のXenograftを作成することができた。次に、Nanolanternを導入したMDA-MB-231、JIMT-1のXenograftをClear Viewで確認できた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
昨年記載してように、研究の方向性を変更したため、予定よりは遅れているが、より将来的な結果が得られると考えている。動物モデルの作成が完了したので、新しいトレサーによる研究を開始するため、残り1年である程度の成果を出すことができると予測している。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は上記のモデルを使用してマウスにおけるセンチネルリンパ節生検をまずパテントブルーで行い、そのモデルが確立された後、最終段階の乳癌特異抗体を付加したトレサーの実験に入る。
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