2023 Fiscal Year Research-status Report
Identification for oncogenic target and establishment of novel therapy for refractory leukemia or neuroblastoma
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20K07693
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
樋渡 光輝 帝京大学, 医学部, 講師 (40597126)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | ALK / small molecule / neuroblastoma |
Outline of Annual Research Achievements |
AYA世代発症の神経芽腫より新規TENM 3-ALK融合遺伝子を同定した。神経芽腫において融合遺伝子が発症に関わる発見をしたのはこれが初めてである。発症メカニズムにはALKチロシンキナーゼの恒常的活性化が関わっており、NOGマウスに発現させた腫瘍モデルマウスにALK阻害剤のcrizotinibおよびlorlatinibを投与したところ、腫瘍増大阻害活性を認めた。しかし、crizotinibの阻害活性はlorlatinibのそれに比べて低く、どうして腫瘍阻害の差が認められるのか、その訳を探求することが次のresearch questionとなった。 また、TENM3-ALKチロシンキナーゼを阻害する低分子化合物を同定するため、drug screeningを行い、STAT3阻害剤など新規の低分子化合物を同定した。さらに抽出された阻害剤を神経芽腫細胞株を用いて効果を検討し、神経芽腫治療に応用が可能となる阻害剤を複数種類、同定した。今後、invivoで実際に効果を検討する計画であり、次年度までに遂行する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新規融合遺伝子の機能解析の結果、新たなresearch questionが明らかになり、検討を必要となる実験の種類が増えている。
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Strategy for Future Research Activity |
神経芽腫に対する新規分子標的療法が効果を発揮するメカニズムを検討するため、治療した腫瘍および未治療の腫瘍を用いて遺伝子プロファイルの比較、メタボローム解析で代謝産物の比較を行うことで、神経芽腫の造腫瘍性を示す分子の同定、低分子化合物のもつ阻害プロファイルを明らかにする。
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Causes of Carryover |
さらに、研究を進歩させるため、実験計画を練り直して2023年度に予算の残った金額を2024年度に使用することとした。
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Research Products
(2 results)