2021 Fiscal Year Research-status Report
Investigation of brain aging and cardiac functions in healthy and disease populations
Project/Area Number |
20K07776
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
鈴木 秀明 東北大学, 大学病院, 助教 (20705462)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 心脳連関 / 心不全 / バイオバンク / 慢性血栓塞栓性肺高血圧症 / MRI / SPECT / 認知機能 / 脳科学 |
Outline of Annual Research Achievements |
まず、研究1.ナショナルデータベースを用いた心疾患が脳の老化に及ぼす影響の研究について、たこつぼ症候群における脳の代謝の影響に関し、第一著者として報告した(Suzuki H, Yasuda Y, t al. Brain–heart connection in Takotsubo syndrome before onset. European Heart Journal 2021; Suzuki H, Takanami K, et al. Reversible increase in stress-associated neurobiological activity in the acute phase of Takotsubo syndrome; a brain 18F-FDG-PET study. Internatinal Journal of Cardiology 2021)。 次に、研究2.心疾患に対する治療的な介入による脳の老化の可逆性の研究について、既に各10数例の慢性血栓塞栓性肺高血圧症治療前・後の症例を登録し、そのフォローアップをほぼ完了している。最後に、研究3.心疾患の無い中高齢者における心機能が脳の老化に及ぼす影響の研究について、UKバイオバンクの脳・心臓MRIデータベースの解析を行い、アルコールが心臓・脳に及ぼす影響に関し、第二著者として報告した(Evangelou E, Suzuki H, et al. Alcohol consumption in the general population is associated with structural changes in multiple organ systems. eLife 2021)。 以上、2021年度における発表論文として、上記3本を含む5本の論文が採択された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
まず、研究1.ナショナルデータベースを用いた心疾患が脳の老化に及ぼす影響の研究に関する進捗状況については、UKバイオバンクデータベースが保管されている英国Imperial College Londonにおいて、COVID流行に伴うロックダウン解除によりアクセス状況が改善しており、また今年度も関連論文(Suzuki H, Matsumoto Y, et al. International Journal of Cardiology 2020; Suzuki H, Yasuda Y, t al. European Heart Journal 2021; Suzuki H, Takanami K, et al. International Journal of Cardiology 2021、等)を発表出来ており、(2) おおむね順調に進展している、と考える。 次に、研究2.心疾患に対する治療的な介入による脳の老化の可逆性の研究に関する進捗状況については、症例登録・フォローアップは順調に進んでおり、(2) おおむね順調に進展している、と考える。 最後、研究3.心疾患の無い中高齢者における心機能が脳の老化に及ぼす影響の研究に関する進捗状況については、本課題の仮説である「心疾患の無い中高齢者においても、心機能低下が脳の老化と関連している」ことについて、既に原著論文で報告することが出来ている(Bai W, Suzuki H, et al. Nature Medicine 2020)ことに加え、今年度も更に関連論文(Evangelou E, Suzuki H, et al. eLife 2021、等)を発表出来ており、(1) 当初の計画以上に進展している、と考えている。 以上から、現在までの全体の研究進捗状況として、(2) おおむね順調に進展している、と判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
まず、研究1.ナショナルデータベースを用いた心疾患が脳の老化に及ぼす影響の研究に関する推進方策については、Imperial College Londonの共同研究者とも連絡を取り合い、既にロックダウンが解除され、データにアクセスが出来るようになっており、引き続き解析を進めていく。 研究2.心疾患に対する治療的な介入による脳の老化の可逆性の研究に関する推進方策については、引き続きフォローアップ・必要時には追加登録を行い、それらが完了し次第、解析を進めていく。 研究3.心疾患の無い中高齢者における心機能が脳の老化に及ぼす影響の研究に関する推進方策については、既に仮説を証明する論文報告を行なったが、それをサポートする解析結果についても学会発表・論文化を進めていく。
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Causes of Carryover |
次年度使用額として、2,033,270円を計上した。当該助成金が生じた理由として、近年のCOVID流行に伴い、日本循環器学会を含めた学会への参加が主にWebを介した形となったこと、英国・欧州の共同研究先への直接訪問についても、同じ理由から差し控えざるを得ず、適宜Web面談の形に切り替えたこと等が主に挙げられる。一方で、学会の直接参加・共同研究先の直接訪問については、情報交換・信頼関係の構築等、Web媒体では得られない効果を強く期待している。 次年度使用額については、翌年度分として請求した助成金と合わせ、翌年度には日本循環器学会を含めた学会への直接参加、英国・欧州の共同研究先への直接訪問について、COVID状況が許せば改めて検討すると共に、研究2.心疾患に対する治療的な介入による脳の老化の可逆性の研究における脳SPECT検査費用等の消耗品費、研究成果の発表・論文化に際して生じる費用等に対し、使用を予定している。
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[Presentation] 抗ミトコンドリア陽性筋炎に伴う心筋症に対し、副腎皮質ステロイド・シクロフォスファミドが著効した一例2021
Author(s)
石塚充, 鈴木秀明, 高濱博幸, 後岡広太郎, 照井洋輔, 迫田みく, 矢尾板信裕, 山本沙織, 佐藤大樹, 佐藤遥, 秋田佳奈恵, 保坂龍彦, 安田聡
Organizer
第173回 日本循環器学会東北地方会
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