2020 Fiscal Year Research-status Report
An examination of relationship between galectin family protein and psychological stress.
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20K07973
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
梶谷 康介 九州大学, キャンパスライフ・健康支援センター, 准教授 (10597272)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松下 智子 九州大学, キャンパスライフ・健康支援センター, 准教授 (40618071)
土本 利架子 九州大学, キャンパスライフ・健康支援センター, 准教授 (70635474)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ガレクチン / ELISA / 血清 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、ガレクチンファミリータンパクと心理的ストレスの関係を解明し、ガレクチンが心理的ストレスをはじめとする心の状態を反映させる新規バイオマーカーになる可能性を検討することである。具体的な研究目的としては以下の3つが挙げられる。1.心理テストと生体内(血中・唾液中)ガレクチン濃度の相関の解明。2.生体内ストレス関連因子とガレクチン濃度との相関の解明。3.ストレス負荷による生体内ガレクチン濃度変化の検討。2020年度はこの内、1と2の実施を計画していた。しかし、新型コロナウイルス感染症の流行拡大のため、被験者のリクルートが困難な状況となった。今年度は研究方法を見直し、他の研究で用いた既存サンプルを二次利用することにした。研究内容については、申請者が所属する組織の研究倫理委員会にて承認された。なお二次利用するサンプルについては、BDNF、GDNF等を測定済みであり、また被験者はPOMS、LSASなどの心理テストを受けている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の流行のため、被験者が集まらず研究が滞っている。
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Strategy for Future Research Activity |
過去に実施した別の研究で用いた血清サンプルを二次利用することで、galectin濃度と心理状態の相関を解明する。二次利用サンプルの被験者は、過去にPOMS、LSASなどの心理テストを受けているため、この結果を活用する予定である。
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Causes of Carryover |
(未使用額が発生した状況) 2020年度は新型コロナウイルス感染症が流行したため、被験者のリクルートはできなかった。このためリクルート時に支払われる予定であった謝金、ELISA kit費用などの支出がなかった。 (次年度における未使用額の使途内容) 2021年度は他の研究で用いたサンプルを2次利用することで研究を遂行する予定であり、ガレクチン濃度や他のストレス因子測定するためのkit購入費用として使用する。また新型コロナウイルス感染症の流行がおさまれば、被験者リクルートを再開するため、その時の謝金として使用する。
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