2022 Fiscal Year Research-status Report
子宮良性疾患におけるMRIによる子宮蠕動運動と不妊治療、妊娠転帰予測に関する検討
Project/Area Number |
20K07993
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
木戸 晶 京都大学, 医学研究科, 講師 (80595710)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | 子宮 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度に研究協力者から送付されたデータ145例について検討を行ったが、当初の研究計画のInclusion criteriaに該当せず、研究計画の見直しが必要となった。 改めて、研究計画を見直し、婦人科医の診察の上、「腺筋症」の疑いでMRI撮影のされた患者を対象として2017年9月から2023年9月まで219例の画像、および臨床情報を取得した。ホルモン療法の施行されている患者が20%程度あり、除外。さらに排卵期、黄体期、月経期に分類し検討を行っている。100例程度のテスト解析の段階では、黄体期にはこれまでの報告の通り、蠕動運動が認められない例がほとんどであった。排卵期について、既報の如く頸部から底部への運動の他、両方向の運動、不規則な動き等、複雑な動きを示す症例が半数近くに認められた。 今後の解析として、子宮の病変の部位、病変の進展の深さ等に分類することで、複雑な動きを分類、単純化し、実際の妊孕能へどのような関連があるかを検討していく予定である。それらの結果をまとめ、共著者と討議の上、学会発表、論文化を今年度中に行う予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID19による移動制限により他施設のデータ取得が遅れたこと、また申請者の所属変更による異動が生じたため。
|
Strategy for Future Research Activity |
昨年度中にデータ取得を終了し、半数例でテスト解析を行うことができた。今後、施設間の移動は結果の討論以外には発生しないと思われるため、結果解析、学会発表、論文化は研究者自身の采配で行うことができると思われる。所属機関の異動が発生しているため、時間確保に問題が大きいが、勤務時間外の時間にて対応する。
|
Causes of Carryover |
本研究の学会発表および論文掲載のための費用として必要なため。
|
Research Products
(1 results)