2022 Fiscal Year Research-status Report
PETテクスチャ解析を用いた間質性肺炎合併肺癌術後急性増悪予測バイオマーカー開発
Project/Area Number |
20K08081
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
室田 真希子 香川大学, 医学部附属病院, 講師 (90437666)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久冨 信之 香川大学, 医学部, 准教授 (20552045)
山本 由佳 香川大学, 医学部, 准教授 (30335872)
西山 佳宏 香川大学, 医学部, 教授 (50263900)
石村 茉莉子 香川大学, 医学部附属病院, 助教 (60730348)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | PET / CT / 間質性肺炎 / 肺癌 / 術後急性増悪 |
Outline of Annual Research Achievements |
間質性肺炎合併肺癌術後の間質性肺炎急性増悪において発症リスク予測のリスク因子の一つがCTのUIPパターンであるが、本研究ではFDG-PETのFDG集積による急性増悪の指標に関して解析方法を考案する。 前回の検討に引き続き更に検討し、2016年1月~2019年12月の当施設における肺癌手術例にて術前の18F-FDG PET/CT及びthin-slice CTを含む胸部CTを施行した症例に関して間質性肺炎の有無をデータベース化した。間質性肺炎はCTにてUIPパターン, probable UIPパターン, Indeterminate for UIPパターン, Alternative Diagnosisパターンを分類し、UIPパターンとprobable UIPパターンの27例を抽出。FDGの集積と間質性肺炎の臨床的指標との関連、及び急性増悪の有無について検討した。対象は男性23例、女性4例、平均76.2歳の27例。うちUIPパターンは19例で、probable UIPパターンは8例であった。急性増悪は術後30日以内に発症したもので、文献を参考にそれ以降に発症したものをchronic exacerbationとした。 その結果急性増悪が認められたのは1例のみで、2例にchr. exacerbationが認められた。SUVmaxの平均値は2.53、SUVmeanの平均値は2.03であり、急性増悪に関しては1例だけであり詳細な関連は検討出来なかったが、それぞれにおいて集積が高めであった。SUV値と臨床的指標との関連はUIPパターンのみの検討においては、%DlcoとFDG-PETのSUVmax(r=-0.749)及びSUVmean(r=-0.743)にそれぞれ1%未満で有意な相関が認められた。しかし、probable UIPパターンではいずれの臨床的指標とも相関は認められなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画である当施設における肺癌手術例の間質性肺炎の有無を含めた症例のデータベース化は概ね順調に進んでいる。また症例数の増加により、そこから抽出したUIPパターン、probable UIPパターンのFDG集積に関する評価などが行えている。
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Strategy for Future Research Activity |
前年度より検討可能な症例数を増やしデータベース化を行うことができているため、間質性肺炎パターンの違いによるFDG集積検討とともに術後急性増悪の有無、及び間質性肺炎におけるFDG集積のテクスチャ解析を行う予定である。
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Causes of Carryover |
今年度に予定をしていた学会の出張が、取りやめになってしまったため生じてしまった。このため、今後の学会出張に充てる予定である。
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Research Products
(1 results)