2022 Fiscal Year Annual Research Report
Nimesulide derivatives for COX-2 imaging; in/ex vivo evaluation
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20K08088
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Research Institution | Tohoku Medical and Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
山本 由美 東北医科薬科大学, 薬学部, 助教 (70613446)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | COX-2 / イメージング / ニメスリド / 標識合成 / 安定性 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、代表者が見出した新規ニメスリド誘導体に着目し、国内外において未だ成功例のない、COX-2イメージング剤の開発を行うことを目的としている。 代表者のこれまでの研究において、ニメスリド誘導体はin vitro/in vivoともにCOX-2イメージング剤として望ましい挙動を示し、有力なCOX-2イメージング剤候補化合物であると結論付けられている。本研究は一連の研究の次の段階として、COX-2を発現する様々な病態モデルを用いて評価することで、ニメスリド誘導体のCOX-2イメージング剤としての有用性を明らかにし、臨床使用への可能性を探るものである。 最終年度において、年度計画「末梢を標的とした病態モデル動物による評価」に従い、末梢に炎症を作成したモデルマウスにおける、I-125標識ニメスリドp-ヨウ素誘導体およびm-ヨウ素誘導体の生体内分布を評価するとともに、炎症部位における化合物の化学形を解析した。その結果、m-ヨウ素誘導体の投与24時間後における未変化体の割合が40.7%にまで減少しているのに対し、p-ヨウ素誘導体は、投与24時間後においても78.2%の割合で未変化体が残存していることが明らかになり、p-ヨウ素誘導体の炎症イメージング剤としての有用性が期待される結果となった。 研究期間全体を通じて、新たに設計したニメスリド誘導体2つの標識合成に成功し、in vivo評価を行ったほか、これまで評価を継続してきたI-125標識ニメスリドp-ヨウ素誘導体に関しては、中枢における詳細な分布をex vivoオートラジオグラフィにて明らかにするとともに、炎症モデルマウスを用いた評価を行い、炎症部位における化学形を明らかにした。 なお、これまで評価してきたC-11標識ニメスリドメトキシ誘導体3種類に関する評価結果を原著論文として報告したほか、当該研究期間にて得られた結果全般に対し、令和4年度日本薬学会東北支部奨励賞が授与された。
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Remarks |
令和4年度 日本薬学会東北支部 奨励賞 受賞 「脳の病変診断を目指した新規COX-2イメージング剤開発に関する研究」
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Research Products
(9 results)
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[Journal Article] Synthesis of radioiodine-labeled nanocarrier composed of poly(L-lactic acid)-block-poly(sarcosine) amphiphilic polydepsipeptide and its biodistributionin tumor-bearing and inflammation model mice2023
Author(s)
Mitsuharu Kimura, Ibuki Onishi, Yumi Yamamoto, Yohei Saito, Hiroshi Fukuda, Akira Makino, Yasushi Kiyono, Hideo Saji, Eiichi Ozeki, Shunsaku Kimura, Fumihiko Yamamoto
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Journal Title
RADIOISOTOPES
Volume: -
Pages: -
Peer Reviewed / Open Access
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