2020 Fiscal Year Research-status Report
ナノテクノロジーと分子イメージング技術を融合させた新規IVR治療の開発
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20K08141
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Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
西尾福 英之 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (80458041)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 肝転移モデル |
Outline of Annual Research Achievements |
ラット大腸がん肝・肺転移モデルを作成し、ナノDDSを用いた腫瘍への分布を確認する研究を開始させている。肺転移モデルの作成においては、作成可能であるが、肝転移と肺転移の同時作成により、移植した腫瘍細胞における免疫系の活性化により発育速度が異なる。ある程度予想された結果ではあるが、治療を進めていく上ではある程度発育が揃っている必要があり、現在、移植に伴う個体への影響、特に免疫系への影響を検討中である。同時に、超音波を用いて腫瘍への薬剤の血流変化の解明を行なっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
肝と肺への同時移植による影響を統一するため、移植時期や移植細胞量について最適なものを検討中である。モデルが作成できることが本研究の重要な課題の一つでもあるため、引き続き研究を行なっていく。
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Strategy for Future Research Activity |
肝と肺への同時移植による影響を統一するため、移植時期や移植細胞量について最適なものを検討中である。モデルが作成できることが本研究の重要な課題の一つでもあるため、引き続き研究を行なっていく。
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Causes of Carryover |
研究の進捗により検体作成が少なかったため、予定していた病理組織提出が遅れているため。
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