2021 Fiscal Year Research-status Report
Novel hyperthermia using high-precision electromagnetic field simulation technology
Project/Area Number |
20K08146
|
Research Institution | University of Occupational and Environmental Health, Japan |
Principal Investigator |
大栗 隆行 産業医科大学, 医学部, 准教授 (80469395)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒田 輝 東海大学, 情報理工学部, 教授 (70205243)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | 温熱療法 / ハイパーサーミア / 強度変調放射線治療 / IMRT |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度に論文発表を行った数値シミュレーションモデルに準じた加温手法で、強度変調放射線治療による放射線療法と温熱療法の併用治療を行った前立腺がん患者の治療成績と温度因子との関連に関する論文発表を行った。 直腸腔内温度上昇を基にした温度因子と治療成績との間に関連性があり、数値シミュレーションを用いたより良好な温度分布による温熱療法の実施が、臨床的に意義がある点が明らかになった。 Intensity-Modulated Radiotherapy with Regional Hyperthermia for High-Risk Localized Prostate Carcinoma. Nakahara S, Ohguri T, Kakinouchi S, Itamura H, Morisaki T, Tani S, Yahara K, Fujimoto N. Cancers (Basel). 2022 Jan 13;14(2):400. doi: 10.3390/cancers14020400. 胆管ステント挿入例や、肥満患者の皮下脂肪を切除した場合の温度シミュレーションを行い、学会発表を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
温熱療法の温度分布のシミュレーション解析および前立腺癌症例に対する温熱放射線治療症例における温度因子と治療効果の関連について、いずれも論文発表を行うことができたため。
|
Strategy for Future Research Activity |
温度分布のシミュレーション解析を、より進めていく。 金属ステントが挿入された症例や皮下脂肪を外科的に切除した場合の加温分布の変化など、より臨床的な側面で温度シミュレーション解析を活用する研究を推進していく。
|
Causes of Carryover |
学会がすべてオンラインであったため、予定した旅費の使用がなかったたことが大きな原因です。未使用額を予定している複数の論文の投稿費用や英文校正費、また投稿に必要な統計解析ソフトの購入に使用する計画を立てている。
|
Research Products
(4 results)