2020 Fiscal Year Research-status Report
血管病変に着目した早産児気管支肺異形成症の病態解明
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20K08231
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
井上 普介 九州大学, 大学病院, 助教 (90467902)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤吉 順子 九州大学, 大学病院, 助教 (20467921)
落合 正行 九州大学, 医学研究院, 准教授 (90507782)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 気管支肺異形成症 / 早産児 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、早産児の重要呼吸器合併症であるBPDの発症や重症化に早産児の血管病変が関連し、血管病変がSGA児でBPD発症率が高い要因であるという、新しい仮説を検証することである。研究初年度は、当院NICUに入院した極低出生体重児を研究対象としてリクルートし、出生時、日齢14、日齢28時点で検体を採取し、一部保存した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初年度は、対象患者のリクルートおよび検体保存を主として行った。対象となる極低出生体重児は約40名エントリーされた。
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Strategy for Future Research Activity |
当院NICUに入院した極低出生体重児を対象に、上記方法を用いて好中球血小板複合体お よびTenascin-Cを測定する。保存血清を用いて、他の血管炎マーカーであるsICAM-1、 sVCAM-1の濃度をELISA法で、IL-1β、IL-6、IL-8、IL-10、VEGF、FGF、G-CSF、MCP-1、 TNF、sTNFR-I、sTNFR-IIの濃度をflow cytometerを用いたビーズアッセイ法で測定する。
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Causes of Carryover |
予備実験が行えず、患者リクルートが主であったため
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