2022 Fiscal Year Research-status Report
Unraveling the role of eosinophils in inflammatory bowel diseases using human enteroids
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20K08264
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
加納 原 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任講師 (50725306)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 好酸球 / Siglec-8 / シアル酸 / 腸管オルガノイド |
Outline of Annual Research Achievements |
令和4年度も、研究代表者がコロナ禍対応のため研究に割けるエフォートを制限せざるを得なくなり、必要な細胞培養技術を大学院生に習得させることに費やした。 このため、本研究特異的な実験は行っておらず、実績としうるデータはまだ得られていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
令和4年度は、研究代表者がコロナ禍対応のため研究に割けるエフォートを制限せざるを得なくなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
コロナ禍の収束により、研究を再開する。計画より遅れているため、まずはヒト好酸球を用いたin vitroの実験を優先する。具体的には、IL-5・Siglec-8刺激下における基礎ROS産生亢進の有無について、感度の高い細胞内ROS測定試薬を用いて検証する。これまでに観察されたSiglec-8存在下におけるIL-5誘導ERKリン酸化・ROS産生の亢進は、プロトンチャンネルHVCN1が欠損した好中球において報告されている現象と酷似しているため、好酸球でもHVCN1阻害により同様の現象が観察されるかを検証する。
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Causes of Carryover |
令和4年度は、研究担当者がコロナ禍対応のため研究に割けるエフォートを制限せざるを得なくなかった。このため、令和5年度は4年度に予定していた計画について、短期に結果が出るものを優先して実行する。 1)まずはヒト好酸球を用いたin vitroの実験を優先する。具体的には、IL-5・Siglec-8刺激下における基礎ROS産生亢進の有無について、感度の高い細胞内ROS測定試薬を用いて検証する。これまでに観察されたSiglec-8存在下におけるIL-5誘導ERKリン酸化・ROS産生の亢進は、プロトンチャンネルHVCN1が欠損した好中球において報告されている現象と酷似しているため、好酸球でもHVCN1阻害により同様の現象が観察されるかを検証する。2)上述の実験系に、外因性のH2O2やROSスカベンジャーを加える、NOX阻害薬DPI を加える、等の手法で組織ROS濃度を変化させ、好酸球の遊走、活性化への影響を評価する。2解糖系活性操作による検証:解糖系促進剤であるクエン酸や、阻害薬である2DGの添加による好酸球誘導への影響を観察する。
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