2021 Fiscal Year Annual Research Report
LPS暴露腸間膜由来血管内皮細胞がNAFLD病態形成に果たす役割の解明
Project/Area Number |
20K08301
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
西島 亜紀 藤田医科大学, 医学部, 講師 (40566105)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 洋平 秋田大学, 医学部附属病院, 助教 (70400512)
大森 泰文 秋田大学, 医学系研究科, 教授 (90323138)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | NAFLD / エンドトキシン / 内臓脂肪組織 / 血管内皮細胞 / dysbiosis |
Outline of Annual Research Achievements |
10-12週齢ラットの腸間膜脂肪組織を無菌的に採取し、細切したのち、コラゲナーゼ消化、メッシュでろ過することで脂肪組織由来stromal vascular fraction (SVF)を単離した。SVFを継代した増加させたのち、ビーズ法を用いて血管内皮細胞を回収した。内皮細胞用培地を用いて脂肪組織由来血管内皮細胞(ATDECs)を培養した。昨年度に細胞障害が出ないことを確認した量(1 ng/ml)のlipopolysaccharide (LPS)を添加し、ATDECsのextracellular vesicles (EVs)を回収した。このLPS (+/-) ATDECs-EVsおよびconditioned mediaをラット内臓脂肪組織(VAT)器官培養の培地に添加し、標本作製し形態を観察した。コントロールと比較したが明らかな差異は見られなかった。免疫染色にてCD34, CD31, αSMA, CD45, CD68を行ったがこちらも有意な所見は得られなかった。また、この培養系で回収した上清を用いてadiponectin, leptinを測定(ELISA)したが、adipokinesの分泌量に変化は認められなかった。
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