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2020 Fiscal Year Research-status Report

心不全地域連携のためのスタッフ学習プログラムに関する研究

Research Project

Project/Area Number 20K08403
Research InstitutionTottori University

Principal Investigator

衣笠 良治  鳥取大学, 医学部, 講師 (60598944)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 加藤 雅彦  鳥取大学, 医学部, 教授 (40362884)
柳原 清孝  鳥取大学, 医学部, 助教 (50788180)
山本 一博  鳥取大学, 医学部, 教授 (90303966)
Project Period (FY) 2020-04-01 – 2023-03-31
Keywords地域連携
Outline of Annual Research Achievements

本研究では、心不全の地域連携における地域スタッフの学習プログラムを確立することを目的としている。鳥取県西部地区では心不全地域連携パスを作成し運用を開始している。このパスの中には、循環器を専門としない地域の一般かかりつけ医、介護施設の看護師や介護スタッフを対象に「地域連携心不全Q and A」という心不全の管理マニュアルを作成し、診療情報提供書に添付して共有、学習できるシステムとなっている。本年度は、この地域連携パスによる、学習システムの有用性、満足度を評価するためアンケート調査をおこなった。心不全の急性期病院を担当する病院3施設、診療所54施設、介護サービス施設50施設にアンケートを郵送し、病院から150名、診療所から20名、介護サービス施設から21名の回答を得た。ケアの満足度として、患者・家族への教育介入がしやすくなったと評価した人の割合は病院で83%、診療所で56%、介護施設で67%と満足度が高かった。循環器を専門としないスタッフにも、心不全教育が実施できる学習プログラムとして有用と考えられた。次に、地域連携を実践していくにあたり心不全の地域連携の標準化、診療の質を作成し、その実施状況に関するアンケート調査をおこなった。60名の多職種によるエキスパートによりデルファイ法を用いて地域連携に求められる標準的なプロセス、ストラクチャー指標を作成した。その指標をもとに病院勤務の循環器医、一般診療所の循環器、非循環器医を対象に全国アンケート調査をおこない、現在の心不全地域連携の問題点を調査し発表した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

研究計画では、心不全の地域連携の質指標の作成と地域スタッフの学習プログラムの作成・検証を予定している。地域連携の質指標に関してはすでに作成済みで、全国アンケート調査もすみ現在論文を作成し、投稿中である。
また、学習プログラムの検証としてアンケート調査も実施ずみで、論文化の準備をすすめている。

Strategy for Future Research Activity

今後は、より効率的な地域の学習プログラムとしてICTを活用したプログラムの作成と検証を予定しており、本年度はその準備をすすめていく予定である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2021

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] A Survey of Community Collaboration in Heart Failure2021

    • Author(s)
      衣笠良治
    • Organizer
      日本循環器学会
  • [Presentation] 心不全の地域連携 実態と課題 今後の在り方について2021

    • Author(s)
      衣笠良治
    • Organizer
      オンラインシンポジウム

URL: 

Published: 2021-12-27  

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