2021 Fiscal Year Research-status Report
フォンタン術後青年期患者の予後改善を目的とした安全で新しい運動管理プランの開発
| Project/Area Number |
20K08417
|
|---|
| Research Institution | Fukuoka Children’s Hospital |
|---|
Principal Investigator |
兒玉 祥彦 (兒玉祥彦) 地方独立行政法人福岡市立病院機構福岡市立こども病院(臨床研究部), 臨床研究部, 医師 (10789275)
|
|---|
| Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
| Keywords | フォンタン術後 |
|---|
| Outline of Annual Research Achievements |
新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、心肺運動負荷試験に用いる呼吸機能検査用マスクの使用を最小限 にする必要があり、本研究計画を一部改変して実施することとした。すなわち症例を限定して心肺運動負荷試験を行い、またこれまで報告の少ない、特別な呼吸様式（トランペット演奏や歌唱など）で負荷した際のフォンタン循環の変動の解析を行うこととした。パイロット研究として2名の被験者を対象に検査を行い、フォンタン患者ではトランペット演奏中に中心静脈圧が上昇しやすく、歌唱やリコーダーなどの胸腔内圧上昇が限定的な負荷では、中心静脈圧が上がりにくい傾向を確認した。
また昨年度に引き続き、フォンタン術後患者の合併症に関する論文や、特殊な病態を有するフォンタン患者の予後についての論文を発表した。引き続き本研究の準備を進めたい。
|
| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究で用いる心肺運動負荷試験には、呼吸機能を測定するためのマスクの装着が不可欠である。消毒しながら使用しているものの、基本的には使いまわしであ り、十分なウイルス除去が行われているか検証不十分である。
|
| Strategy for Future Research Activity |
上記の理由によって研究計画に遅れが生じているため、本研究計画を一部改変して実施することとした。すなわち症例を限定して心肺運動負荷試験を行い、またこれまで報告の少ない、特別な呼吸様式（トランペット演奏や歌唱など）で負荷した際のフォンタン循環の変動の解析を行うこととしている。
|
| Causes of Carryover |
本研究の実施にあたってコロナウイルス感染拡大は大きな障壁となった。そのため研究計画を一部改変して研究をすすめている。来年度使用分として使用額に残金が発生している。
|
-
[Journal Article] Cite Share Hemodynamic Characteristics After Fontan Procedure in Patients with Down's Syndrome.2022
Author(s)
Otsuka M, Kodama Y, Kuraoka A, Ishikawa Y, Nakamura M, Nakano T, Kado H, Umemoto S, Ishikita A, Sakamoto I, Ide T, Tsutsui H, Sagawa K.
-
Journal Title
Pediatric Cardiology
Volume: 43
Pages: 360-365
DOI
Peer Reviewed
-
-
[Journal Article] The complication of Fontan procedure using extracardiac conduit2021
Author(s)
Kodama Y, Oda S, Umemoto S, Kuraoka A, Ishikawa Y, Nakamura M, Nakano T, Kado H, Sakamoto I, Ohtani K, Ide T, Tsutsui H, Sagawa K
-
Journal Title
International Journal of Cardiology Congenital Heart Disease
Volume: 4
Pages: 100128
DOI
Peer Reviewed / Open Access
-
