2020 Fiscal Year Research-status Report
A novel therapy of pulmonary hypertension targeting degradation of altered mitochodoria
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20K08425
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
阿部 弘太郎 九州大学, 大学病院, 助教 (20588107)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
筒井 裕之 九州大学, 医学研究院, 教授 (70264017)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 肺高血圧症 / ミトコンドリア / 炎症 |
Outline of Annual Research Achievements |
肺動脈性肺高血圧症(以下、肺高血圧症)は、肺小血管周囲の炎症および閉塞性病変の進展を特徴とするが、その機序については十分解明されていない。したがって、炎症誘導機構の分子機序解明と有効な治療戦略の開発が急務である。申請者は、肺高血圧症ラットモデルを用い、血行動態ストレスを起点とした炎症が肺血管閉塞性病変の進展の重要な機序であることを明らかにした (Abe K, et al. Cardiovasc Res 2016)。また、圧負荷右心不全疾患モデルにおいて、血行動態ストレスに曝された右室から放出された障害ミトコンドリアDNA(mtDNA)をリガンドとしたtool-like receptor 9(TLR9)の活性化と感染を伴わない炎症(無菌性炎症)が誘導されることを報告した(Yoshida K, Abe K, et al. Cardiovasc Res 2018)。本研究の目的は、肺高血圧症の肺小血管周囲の炎症および閉塞性病変の進展における炎症誘導の分子機構として、mtDNAに着目し、最終的にはTLR9を標的とした新たな難治性肺高血圧症の治療戦略の確立することである。 初年度はモノクロタリン誘発性肺高血圧症ラットモデルにおいて経時的な血中mtDNAマーカー(ATP3, COX4, ND17)の発現解析を行った。モノクロタリン投与1,3,7,14日後にかけて経時的に3種のマーカー上昇を認めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初年度の計画通り、肺高血圧進展に伴う障害ミトコンドリア上昇を確認できたから。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の計画通り、TLR9および炎症関連マーカーの解析を予定している。mtDNAによって活性化されるTLR9を介した無菌性炎症制御機構を明らかにする予定。
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Research Products
(1 results)