2023 Fiscal Year Research-status Report
二次性MRに対するカテーテル修復術のレスポンダー同定と費用対効果分析
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20K08440
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Research Institution | National Cardiovascular Center Research Institute |
Principal Investigator |
天木 誠 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 医長 (70366194)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森脇 健介 立命館大学, 総合科学技術研究機構, 准教授 (10514862)
山野 哲弘 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20572358)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 僧帽弁閉鎖不全症 / 経皮的僧帽弁形成術 / 心不全 |
Outline of Annual Research Achievements |
僧帽弁閉鎖不全症に対する経皮的僧帽弁形成術を行った症例について、費用対効果分析を行う研究である。本研究の費用対効果を算出するにあたって、実際かかった費用の抽出には患者同意が必要となる。本研究の後ろ向き研究では新たに同意が必要となること、また一部の患者では死亡ないしはフォローアップができないことから同意取得が困難であると判断した。また、効果判定については、先行研究ではQOL指標を利用している。一方で、多くのQOL指標は、解析に費用が掛かるため本研究の研究費では賄えない可能性があった。われわれは以前にもQOLの指標として、無償で使用可能なEQ5D5Lという指標を使用している。本研究でもEQ5D5Lの取得を試みたが、QOL低下している症例が先行研究と比較してほとんどいないことが判明した。またデータ自体が欠損値が多く、効果判定としても困難と思われた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
アウトカムの変更をすることで結果を得られた。
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Strategy for Future Research Activity |
費用対効果分析には限界があったため、現在経皮的僧帽弁形成術を行った患者で心イベントを予測する因子が右心カテーテルデータから判定できないかについて解析している。本解析から右心カテーテルから得られた右室の後負荷の指標の一つである肺動脈コンプライアンスが予後に関与していることが判明した。結果については今年の日本循環器学会学術集会で発表を行い現在論文執筆中である。
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Causes of Carryover |
研究費を使用することがなく、次年度に繰り越した。次年度では消耗品や旅費などに使用する予定である
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Research Products
(2 results)