2020 Fiscal Year Research-status Report
心房細動における家庭血圧計を用いた血圧管理指標の確立と心房細動検出に関する研究
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20K08456
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Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
渡部 智紀 自治医科大学, 医学部, 講師 (00570269)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
甲谷 友幸 自治医科大学, 医学部, 准教授 (00458291)
今井 靖 自治医科大学, 医学部, 教授 (20359631)
苅尾 七臣 自治医科大学, 医学部, 教授 (60285773)
小森 孝洋 自治医科大学, 医学部, 講師 (80406107)
星出 聡 自治医科大学, 医学部, 教授 (90326851)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 心房細動 / 高血圧 / 家庭血圧 |
Outline of Annual Research Achievements |
高血圧は心房細動患者の約7割に併存するとされ、高血圧は心房細動の発生および予後に関連する重要な因子である。 本研究では、従来の家庭血圧計の利点を有するだけでなく、新たに脈圧変動(IHB: irregular heart beat)を検出する機能を備えた新規家庭血圧計を用いて、心房細動の診療における有用性を検証し、実地臨床における心房細動の検出能および血圧管理状況が心房細動の予後に与える影響を検証することを目的としている。 本研究では、心房細動に対するカテーテルアブレーション治療適応症例を対象とし、1) 従来の長時間心電計と比較し、本血圧計を用いてより早期かつ正確に心房細動を検出できるか、2) 血圧変動、カテーテル時に得られる心房の電気生理学的情報、さらにバイオマーカを用いて、どのような要因が心房細動発生、心血管イベント、生命予後に与えるかを検証することとした。本研究により心房細動診療における新規家庭血圧計の有用性およびカテーテルアブレーション術後の心房細動再発や至適血圧管理指標を知ることができる。 2020年度において、現在、心房細動に対するカテーテルアブレーション症例、60例を本研究に登録し、カテーテルアブレーション術前、術後における血圧管理状況および電気生理学的情報との関連性や心房細動予後との関連について、現在調査を進めている状況である。一般的に最も普及している家庭血圧計を用いた検証は社会貢献が非常に大きいと思われ、さらに本研究を進めたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2020年度において、現在、心房細動に対するカテーテルアブレーション症例、60例を本研究に登録し、カテーテルアブレーション術前、術後における血圧管理状況および電気生理学的情報との関連性や心房細動予後との関連について、現在調査を進めている状況である。 しかし、2020年度を含め現在、コロナウィルスの世界的流行に伴い、心房細動に対するカテーテルアブレーション治療を制限せざるを得ない社会的状況であり、本研究の症例登録はやや遅れている状況であるが、おおむね順調である。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、心房細動に対するカテーテルアブレーション症例、60例を本研究に登録し、カテーテルアブレーション術前、術後における血圧管理状況および電気生理学的情報との関連性や心房細動予後との関連について、現在調査を進めている状況であり、フォローアップデータも順調に進んでいる。 今後はさらに症例を増やし、心房細動検出能のみならず、血圧と心房細動病態との関連性についても検証を進めていく方針である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス(COVIT-19)の影響により、参加を予定していた学会や研究会が中止やオンライン開催となり、予定していた旅費の支出がなかったため、次年度使用額が生じた。次年度は、症例登録の推進のためデータ入力や整理を行う研究補助員の人件費やデータ管理に必要な事務用品、同研究領域の最新情報を把握するための学会、研究会への参加費に研究費を使用する計画である。
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Research Products
(1 results)