2020 Fiscal Year Research-status Report
Risk factors and stratification for sudden cardiac death using inflammation / metabolomics and high-resolution electrocardiograph
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20K08499
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Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
鈴木 敦 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (00625626)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
志賀 剛 東京女子医科大学, 医学部, 客員教授 (00277211)
佐藤 加代子 東京女子医科大学, 医学部, 准教授 (20246482)
菊池 規子 東京女子医科大学, 医学部, 准講師 (30747324)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 心臓突然死 / 心不全 / 心室遅延電位 / 心室頻拍 / 心室細動 / 植込み型除細動器 / メタボローム / 心筋症 |
Outline of Annual Research Achievements |
1. ICD植込み心不全患者における心電学的評価と臨床経過の検討 器質的心疾患に伴う植込み型除細動器(ICD)植え込み患者における臨床所見の検討として、心室脱分極・再分極過程の検討を行った。本研究は平成19年からのベクトル合成187チャネル高分解能心電計(DREAM-ECG)を用いた前向き観察研究である(東京女子医科大学臨床研究課題倫理委員会承認番号;2036)。突然死一次予防目的に植込み型除細動器(ICD)植込み術を施行した209例を対象に、ICDの頻回作動と心電学的指標との関連性に関する検討を行った。心室脱分極異常を示唆する心室遅延電位(LP)陽性の患者では、ICD植え込み後の頻回作動の頻度が有意に多かった。ICD植え込み適応となる高リスクの心不全患者において、LP陽性は致死性不整脈の頻度とも関連することが示唆された。 2. ICD植え込み心不全患者におけるT細胞サブセットおよびメタボローム解析の対比 令和3年3月1日より「植込み型除細動器植え込み患者における炎症性サイトカイン・メタボローム解析による突然死予測因子の探索的研究」として前向き観察研究を開始している(東京女子医科大学臨床研究課題倫理委員会承認番号;2020-0037)。対象は、東京女子医科大学循環器内科において突然死一次予防目的にICD植え込み術を施行し、本研究への参加同意が取得できた心疾患患者である。調査項目には、心室性不整脈の有無とともに、T細胞サブセット解析およびメタボローム解析がある。引き続き症例の蓄積と追跡調査を行っていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1. 器質的心疾患に伴う心室脱分極・再分極過程の検討 ICD植込み術を施行した高リスクの心不全患者を対象として、心電学的指標による検討を行った。心電学的指標が器質的異常を検出し、より高リスクのイベント予測に結びつく解析結果が得られた。 2. ICD植え込み心不全患者におけるT細胞サブセットおよびメタボローム解析による前向き観察研究 令和3年3月1日より「植込み型除細動器植え込み患者における炎症性サイトカイン・メタボローム解析による突然死予測因子の探索的研究」として前向き観察研究を開始している(東京女子医科大学臨床研究課題倫理委員会承認番号;2020-0037)。
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Strategy for Future Research Activity |
1. 器質的心疾患に伴う心室脱分極・再分極過程の検討 心疾患における器質的異常を検出する方法としての心電学的指標の検証とともに病態に関連する血清学的異常との関連を含めた詳細な検討を継続して行う。 2. ICD植え込み心不全患者におけるT細胞サブセットおよびメタボローム解析による前向き観察研究 「植込み型除細動器植え込み患者における炎症性サイトカイン・メタボローム解析による突然死予測因子の探索的研究」(東京女子医科大学臨床研究課題倫理委員会承認番号;2020-0037)を継続して行う。高リスク心不全患者における炎症性サイトカインおよびメタボローム解析を用いて、心電学的指標との関連も含めた突然死リスクの病態解明を進める。
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Causes of Carryover |
本研究で行うメタボローム解析は委託会社にて解析を行う予定である。本年度より開始した前向き観察研究で採取された検体の解析は次年度に委託会社での解析を行い予定であり、その費用に充てるために次年度で使用する計画とした。
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Research Products
(14 results)
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[Journal Article] Impact of anatomical position of the inflow cannula on stroke in patients with left ventricular assist devices.2021
Author(s)
Takuma Takada, Tomohiro Nishinaka, Yuki Ichihara, Satoshi Saito, Yasutaka Imamura, Noriko Kikuchi, Hidetoshi Hattori, Atsushi Suzuki, Kyomi Ashihara, Tsuyoshi Shiga, Shinichi Nunoda, Nobuhisa Hagiwara, Hiroshi Niinami.
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Journal Title
Int J Artif Organs.
Volume: -
Pages: -
DOI
Peer Reviewed
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