2023 Fiscal Year Annual Research Report
IPF合併肺癌におけるマクロファージ免疫チェックポイント分子制御機構の解明
Project/Area Number |
20K08511
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
関根 郁夫 筑波大学, 医学医療系, 教授 (10508310)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野口 雅之 筑波大学, 医学医療系, 教授 (00198582)
鈴木 絢子 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授 (00770348)
鈴木 穣 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (40323646)
鈴木 敏夫 筑波大学, 医学医療系, 講師 (70771856)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | VISTA / LAMP3 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度までの結果をもとに2024年度はVISTA発現抗原提示細胞の空間オミックス解析を実施した。そのうち、PhenoCycler解析においてCell neighborhood analysisを実施したが、特記すべき有意所見が得られなかった。解析サンプル数が少なかったことも原因と考えられる。 2023年度までに解析した結果からLAMP3も肺線維症および肺癌の両方の病態を促進する抗原提示細胞のcomponentとして候補に挙がっていたため、LAMP3発現細胞のcell-cell interactionを検討する方針とした。Xenium in situによるhuman sample解析ではLAMP3発現細胞はヒト肺サンプルにおいて線維化部位に高発現しており、IHCでCD47-SIRPAを高頻度に高発現し、さらに、PD-L1も共発現する傾向であることが確認された。T細胞機能抑制系signatureが確認され、これらの機序により、腫瘍細胞は免疫系の監視を回避し、生存と増殖を続けることができる可能性が示唆された。 LAMP3発現細胞の周囲にはM2 macrophageが集簇する傾向にあり、このように多彩なcomponentを有するhuman sampleにおいて得られたcell neighborhood analysisの結果については、追加のin vitro介入系試験が必要であると考えられ、より単純なcomponentを搭載した肺癌オルガノイド系を用いた今後の追加研究が必要であると考えられた。
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Research Products
(1 results)