2022 Fiscal Year Annual Research Report
乾癬病変部表皮角化細胞産生EBI3含有サイトカインに関する研究
Project/Area Number |
20K08672
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
森実 真 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (80423333)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 表皮角化細胞 / EBI3 / 乾癬 / IL-39 |
Outline of Annual Research Achievements |
培養ヒト正常表皮角化細胞をサイトカイン(TNF-alpha+IFN-gamma+IL-17A、いずれも50ng/ml)で24~96時間刺激後、培養上清を遠心式限外ろ過フィルターにて25~80倍濃縮し、一次抗体(抗p19抗体、チルドラキズマブ)と4℃一晩インキュベート。Protein Aアガロースビーズ処理後、PBSで洗浄し、0.1mol/l グリシン-塩酸緩衝液 (pH2.2) で懸濁し、結合蛋白質を溶出。その後トリプシン消化(Trypsin、37℃、一晩)し、nano LC-MS/MSによる受託プロテオーム解析を施行したところ、p19蛋白を検出することが出来たが、p40、EBI3は検出されなかった。これらの結果からは表皮角化細胞がIL-23、IL-39を産生しているとは考えにくく、p19モノマー・ホモダイマー・ホモトリマーあるいは未知のヘテロダイマーなどを産生している可能性が示唆された。
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