2021 Fiscal Year Research-status Report
Endoglin as therapeutic target in angiosarcoma.
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20K08675
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
梶原 一亨 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 助教 (90433036)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 血管肉腫 / endoglin / 抗腫瘍効果 |
Outline of Annual Research Achievements |
endoglin阻害による血管肉腫への抗腫瘍効果のメカニズムを検討した。endoglin siRNAによるSmad経路のリン酸化への影響を検討したが、明らかな変化を認めなかった。次に、Non-Smad経路への効果を探索した。 endoglin siRNAにより、ERKのリン酸化は抑制された。またFAKおよびpaxillin、VE cadherinのリン酸化も抑制された。さらにsurvivinの発現量、caspase-3/7活性も抑制された。 以上のことから、血管肉腫においてendoglin阻害は、Smad経路に作用するのではなく、Smad経路以外の各種下流蛋白質を抑制することで抗腫瘍効果をもたらすと考えられた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
in vitroの実験系が予定より早く実験終了となったため。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、パクリタキセル耐性血管肉腫細胞株を樹立中であり、その細胞株に対する効果を検討する予定である。またモデルマウスによる検討を行う予定である。
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