2020 Fiscal Year Research-status Report
Epidermal keratinocyte can transform to hematopoietic cell.
Project/Area Number |
20K08701
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
辛島 正志 久留米大学, 医学部, 講師 (70211175)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石井 文人 久留米大学, 医学部, 准教授 (80330827)
武藤 一考 久留米大学, 医学部, 助教 (70624097)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | mesenchymal stem cell / epidermal keratinocyte |
Outline of Annual Research Achievements |
申請者は、世界にさきがけて正常皮膚角化細胞より遺伝子導入をすることなく、3胚葉系列への分化能を保持した細胞の分離・培養方法を樹立した。本研究は、この新規細胞系列がES細胞やiPS細胞のように初期化された多分化能を有する細胞であるのか否かを検証することが目的である。また、各細胞系列への分化誘導がES細胞やiPS細胞と類似の経路で起こっているのかを遺伝子発現の検討によって検証することが目的である。本年度中に新規細胞系列を不死化する事に成功した、この不死化細胞は核型の異数化がみとめられるものの、培養形態上、元細胞系列ときわめて類似を示す。 新規細胞系列に加えてこの不死化細胞を用いて発現している遺伝子のDNAマイクロアレイを用いた 網羅的な検討:MSCsおよびiPS細胞との比較検討を行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
Covid-19による影響により、実験時間と規模の縮小をせざるを得ない状況が続いているため。
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Strategy for Future Research Activity |
Covid-19による影響により、実験時間と規模の縮小をせざるを得ない状況が続いているが、2年次以降の研究に必要な基礎予備実験とサンプル調整は順調に進展しており、来るべき年度の準備は万全である。
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Causes of Carryover |
Covid-19による影響により、実験時間と規模の縮小をせざるを得ない状況が続き、予定していたマイクロアレイ実験の次年度への持ち越しがあったため。初年度の使用額が当初計画よりも低くなった。次年度に使用する予定である。
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